~私たちはなぜ経営をしているのか。
どのような会社・地域をつくりたいのか~
福山支部は1983年5月10日、158名で広島同友会の二番目の地域拠点として設立されました。初年度から委員会の勉強会や同好会の親睦が進みました。第2回総会には牧本市長(当時)にもお越しいただきました。
1984年5月には福山パークレーンに念願の事務所を持ちました。同年、共同求人活動が始まりました。身近な経営問題を語る地区会活動も始まり、活動量が一気に多くなりました。
1986年に入ると全県的な会員増強が進みました。福山支部の会員数は400名を達成しました。
活動の見直し
1993年のバブル崩壊。その影響は、1994年の広島でのアジア大会のおかげで、1年遅れでやってきました。会員数は1994年度末をピークに減少し始めました。活動は活発でしたが、その成果が会員の実感に結びついていない現状がありました。
この中で活動の次の展開は、経営問題にさらに正面から取り組むこと。つまり経営指針を活動の中心にすることでした。
現在につながる活動の基本が構築されていきました。
経営指針成文化と実践
福山支部は設立総会から2023年第41回定時総会に至るまで、方針の一つ目は「経営指針の成文化と実践」です。2010年からは経営指針成文化調査アンケートが実施されています。100%回収することで精度の高い現状把握ができ、改善、次年度の方針計画へ反映させています。最新(2022年度集計、対象633名/回答数412名)の調査結果では福山支部の経営指針成文化率は28%でした。経営の基本をくり返し学び直す活動になっています。
地域に必要とされる企業集団へ
■地域に必要とされる企業集団へ
共同求人活動では、合同企業説明会、合同入社式、新入社員研修を通して、採用し、人が育ち定着する企業づくりを学んできました。2010年には県立福山北特別支援学校の企業訪問バスツアーが初めて行われました。
2018年からは福山市経済環境局経済部との懇談会が始まりました。行政の施策を学び、自社の経営を見直すとともに、活用を促進しています。この頃から、大学高校との交流も活発になっていきました。福山大学とはBingo Job lab等。福山平成大学とは中小企業研究等。福山工業高校とは企業ガイダンスを行っています。
2023年7月、福山支部の設立40周年行事が、国が定めた7月中小企業魅力発信月間に合わせて開催されました。テーマは「中小企業大博覧会~見よう!知ろう!体験しよう!~」。当日は未来を担う子ども達がお仕事体験などを通して目を輝かせました。
私たちが、地域と共に生き、地域と共に歩む、地域に必要とされる企業になっていく事への期待はふくらみ続けています。
(記 福山支部広報委員会)