■報告者：デイジー（株）　
代表取締役社長
齋藤 幸恵　氏

■開催日：10月20日（金）
■会　場：ローズコム中会議室
■参加者数：53名

齋藤氏は障がいを抱える方のための就労支援事業をされています。
この障がいを抱える〝利用者さん“が活躍できるためにさまざまな取り組みをされてきました。育った環境や元々の性格が影響するため、より配慮した個別計画が必要で、本人の意向にも応えながらさまざまな職種（企業）で受け入れをしてもらってきたとのことでした。
中にはどの職人よりもペンキ塗りが上手になったと受け入れ先の社長から感謝されたこともあったそうです。
コロナ禍では自社で縫製業務を始めて、人気のマスクは楽天ランキングで１位を獲得したり、北海道産の牛型クッキーやケーキ製造など利用者さんが活躍できる環境づくりに取り組んできました。
事業を続ける中で齋藤氏は大病を患いそれを克服し、これを機に「自分ががんばり会社を守らなければならない」と強く思うようになったそうです。
そして今後も新しいチャレンジを繰り返し続けていくことが必要だと考えており、利用者さんが活躍できる場をつくり続けていき身近な良きパートナーになることが自分自身の貢献だと言われていました。

グループ討論は「社員の個性を活かせていますか？」というテーマで行いました。
各社とも個性の強い社員への対応には苦労されているとのことでしたが、持っている能力（潜在能力）を経営者が見極める力を高め、それを活かす環境づくりをすすめていく必要があるということになりました。

記：(有)川島保険企画　川島 功