「これからの金融政策から今後の自社経営を考える~自分には関係ないと思ってるあなた!いやいや関係ありますよ!」三原支部
■講師:しまなみ信用金庫 融資部部長 清水 睦敏 氏
■日時:9月21日(木)
■会場:イマトスペース
9月例会はBグループ担当で「ローカルベンチマーク」についてしまなみ信用金庫の行員さんを交えて開催しました。
ローカルベンチマークとは?企業の経営状態の把握、いわゆる「企業の健康診断」を行うツールのことで経営者と金融機関がコミュニケーションをとりながらローカルベンチマークシートなどを活用して経営状態や経営課題を相互に理解することによって個別企業の経営改善や地域活性化を目指すこと。です。
今までは金融機関から融資を受ける場合、決算書の数字だけで判断されていました。ローカルベンチマークを活用することによって金融機関と一緒に自分では気づけなかった自社の強みや他社との差別化などの、数字だけでは見えない企業の強み(知的財産)を考え磨いていきます。
言い方が少し乱暴かもしれませんが、ローカルベンチマークを活用することによって少々数字が悪くても経営者保証(経営者個人が会社の連帯保証人になること)のない会社になれるかも知れないということになります。
今回の例会では実際にローカルベンチマークシートの記入を体験してみました。自社の強みと他社との差別化について考察してみましたが、ほとんどの人がなかなか書けなくて苦労していました。各テーブルにしまなみ信用金庫の行員さんがいたので、アドバイス等もいただきながら書いてみて、なんとなくローカルベンチマークについて理解が出来たのではないかと思います。
なかなか難しかったというのがほとんどの感想でしたが、このローカルベンチマークは金融機関も関心を持って積極的に取り組んでいます。今回の例会をきっかけにローカルベンチマークにチャレンジしてみたいと思う企業が出てくると幸いです。
記:三陽環境管理(株) 角張 吉昭