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2023.07.19

「アドバンス・ケア・プランニングについて考えたことありますか?」福山支部女性部会

■講師:慈生会 前原病院 前原弘江 氏

■日時:5月19日(金)
■会場:市民参画センター
■参加者数:19名

この度の女性部例会では、医療ツールを使って、健康なうちに将来の心づもりを確認し合う事の必要性について学びました。7名の男性会員が参加され垣根を超えた討論、意見交換が出来ました。いつ従業員、家族、自分自身が治らない病気になり、自分の事を自分で決められなくなる時が訪れるか誰にもわかりません。いつも死を看取っているドクターからの意見には説得力がありました。不測の事態に備え、今の希望や思いを代わりに意思決定してくれる人や医療者と話し合えており、整理した事を文書に残す事が出来ていたら、少しでも思いに寄り添った選択をしてあげられるかもしれません。人生の最期に何を望んで、何を以って生きがいとしているのかを教え合える関係性を構築しておきたいものだと思いました。深く知る事が人を生かす経営にも通じています。私自身も病気の告知をされた時には、人生観や思いにものすごい変化がありました。

今の思いも状況が変われば変わります。人生最期の選択に経営者として関わる時、判断が手遅れにならないように心づもりのシートを社内で使用してみたいと思いましたが、自社の課題は、心置きなく休める環境を経営者として作ってあげられてない事です。実際、自社の従業員も県外在住のご家族が倒れて、看病で休まないといけなくなっていますが、安心して休める環境についてはこれから皆で話し合ってみたいと思います。

「人は生きたように死んでいく」前原さんのこの言葉がとても印象的で、改めて生き方や大切なものについて向き合えた時間となりました。

記:デイジー(株) 齋藤 幸恵