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2023.03.30

「ずばり、事業承継!~あなたの会社、事業承継について真剣に考えていますか?~」三原支部

講師:広島県事業承継・引継支援センター 酒井 健次 氏

とき:2月15日(水)
ところ:イマトスペース

2月の三原支部例会は、「ずばり、事業継承!あなたの会社、事業継承について真剣に考えていますか?」というテーマで、広島県事業継承・引継支援センターの酒井健次さんにご報告いただきました。広島県における中小企業経営者の事業継承時の平均年齢は60.2歳だそうです。しかもコロナ禍以降は、今まで通りの経営が出来なくなったために、もっと若くなっているそうです。後継者不在率は59.0%と、かなり高くなっています。自分の会社は後継者候補がいるので大丈夫だと思っていても、意思疎通が出来てなくて、あわてることもあるそうです。

イノセントのお客様の中にも、後継者に指名されて事業継承した人やM&Aで後継者になった人も、たくさんいらっしゃいます。お話を伺うと、それぞれにたいへんな思いをされていますが、聞いていて特にたいへんだなと思うのが、先代が思いもよらずに亡くなられて、心も身の周りの準備も出来ずに、いきなり後継者になられた人です。

また計画的にされた人でも株の譲渡などの理由で、問題を解決するまでに長い年月が必要な人もいらっしゃいます。転ばぬ先の杖で、事業継承計画は、商工会議所や商工会、金融機関、県の事業継承支援相談などを活用して、自社の状況の把握、課題に、一刻も早く気づき決断して、スピーディに準備することが必要ですね。

とはいえ一番重要なのは、継ぎたくなる会社なのかだと思います。儲かっている事業なのか、代替わりしてもしっかり協力してもらえる社内の人間関係が出来ているのか、事業継承が頭によぎった時は、自社の魅力の磨き上げを見つめ直す、よい機会になると思います。

私のグループでは、事業継承した、真っ只中、したいけど難しい、絶対しなければならないなど、色々な人の意見が聞けました。私は事業継承など全く考えていなかったのですが、話しを聞いている内に、出来たらいいなに変わりました。また、継承真っ只中の人に、どうして継承する気になったのか?と質問したら、中小企業家同友会で勉強して、経営指針を作ったら心が決まったと言われていました。例会前は事業継承などあまり関係ない話だと思っていましたが、参加後いろんな意見が聞けて、とても勉強になりました。

記:イノセント 三好有美