報告者：㈱ワールドエリアネットワークス　代表取締役　三谷歩　氏

開催日：２月21日（火）
会場：西区民文化センター

2010年設立の映像・CG・ウェブ制作を手がける会社。
2人で始めた会社は12年連続で増収を続け、役員・社員あわせて9名、年商は1億円まであと少しのところまで来ていました。
コロナ禍で完全リモート体制を取り入れ、三谷氏本人も2年間出社することはなかったものの、それでも仕事の依頼は来ていたのですが…、今期に入り、仕事の依頼が激減。
これまでに経験したことのない状況となり、何から手を付けて良いかもわからず、経営者としての苦しみが始まりました。

三谷氏はかつて同友会に入会していましたが、経営者としての学びはあると思いながらも例会は事業承継の話が多くて創業者の自分にはピンとこない内容、そして順調に売上を伸ばしている自社に経営指針が必要なのかどうかも疑問に感じ、入会から数年で同友会を退会しました。

昨年夏、青年部時代にお世話になった同友会会員さんに再会し、ご自身の苦しい状況を話したところ、とても親身になったアドバイスをいただいたそうです。
そのアドバイスで、経営指針の大切さ、仲間の大切さを実感し、再入会となりました。
現在は業績改善に努めるとともに、年々広がってきた自社の事業領域について、どこまで広げるか、または絞る方が良いのかを検討されています。

グループ討論は、「あなたの会社の事業ドメインは何ですか？」というテーマで、各社がそれぞれ事業の領域について考えました。会社の規模や業種によって捉え方の違いも出て、とても学びのある例会になりました。

記：（株）アクト　原田和志