広島エリア支部長座談会 「Human First! 人が真ん中の経営でコロナをぶっとばせ!」
登場人物
発言者:広島中支部長 塩梅 泰弘 氏
広島東支部長 石田 佳夫 氏
広島西支部長 寺本 博 氏
広島安佐支部長 今津 正彦 氏
司会:広島エリア広報委員長 島原 智子 氏
島原:あけましておめでとうございます。
全員:おめでとうございます。
島原:広島エリア広報誌「ひろしまねっと」が復活してちょうど2年になりました。新年の企画として、「Human First! 人が真ん中の経営でコロナをぶっとばせ!」と題して、支部長の皆さんの座談会を企画しました。今日はよろしくお願いします。
全員:よろしくお願いします。
島原:まずは皆さんのお仕事を伺います。「〇〇業」というキーワードでお教えください。
塩梅:「オフィスの問題解決業」です。コピー機、ビジネスフォンのレンタル等を行っています。
石田:「環境衛生管理業」です。ビルメンテナンス、ハウスメンテナンス、リフォームを行っています。
寺本:「モノづくりのその先のモノづくり業」です。切削工具の再研磨・加工・販売・製作を行っています。
今津:我社は「ものづくりプロデュース業」です。製品ができる前の模型をつくるのが仕事です。基本は下請けですが、プラスワンの提案を加えていく、企画提案型企業です。
島原:2022年はコロナ禍3年目でした。皆さんは経営のどこに力点を置かれたでしょうか。
塩梅:ペーパレス化により減少が予想される複合機の保守メンテナンスの売上に代わる、お客さまのDX化をサポートする新規事業を軌道に乗せること。一例を挙げるとクラウドPBX(自分のスマホがビジネスフォンになる)事業等に力を入れています。
石田:DXに取り組み推進することでした。
寺本:コロナ禍ではあったが、できるだけ最小限に活動していった。(国内外での初展示会出展会など)
今津:経営理念と経営指針の更なる浸透です。
島原:県同友会のスローガンは「Human First!~新時代への挑戦~」でした。新時代(アフターコロナなど)に向けての、「人」と「戦略」に関しての取組みについてお教えください。
塩梅:人が育ち持続可能な組織づくり、コロナ禍で希薄になりがちな人間関係を構築するために積極的に人と係ることを重視して取り組んでいます。
石田:社内人材のスキルレベルアップにつとめることと、外注先との協働を見直し、確実に、仕事のスピードアップをはかり社会貢献できるようにしていきます。
寺本:Jobway2024に参加して新卒採用は続けて行います。・弊社では、事業の変革を試みてメーカーへの挑戦をやってきました。これからも従来の事業を行いつつ、新たな営業戦略を立て、メーカーとして商社へのアプローチをチャレンジしていこうと考えています。
今津:新卒採用は変わらず行っていくが、中途採用も併せて促進しています。次世代リーダーの社内研修をより充実させ、10年先を見据えた社内体制の構築をぶれずに取り組んでいます。隣接異業種を積極的に取り入れ、差別化を深めていきたいです。
島原:2022年度もコロナ禍の中での活動になりましたが、23年度の広島同友会50周年に向けての意味合いも強くありました。各支部の支部活動について、力点と総括はいかがだったでしょうか。
塩梅:なんと言っても50周年に向けて会員3000名を目指した会員増強活動、経営指針や理念の成分化に向けた活動です。会員増強では、入会数―退会数は17名と健闘しているのですが、他支部への移籍が9名あって、会員数が伸び悩んでいるのは残念です。
石田:楽しく役に立つ、質と量にこだわった活動を掲げて活動してきましたが、昨期と比べて、リアル会合を大幅に増やしたことも要因となって、楽しそうに活動はしていただいてるようで、例会の質も上がって、参加者も増えているようですので、会で学んだことによって自分と会社が良くなったという会員さんがどんどん出てくることを楽しみにしています。
寺本:西支部として終始、増強に力を入れてまいりましたが、なかなか思うように人を動かす事が出来ず苦戦しております。年明けより各地区会長さんとその地区の小組長さんとでの会合を持ち、より親密な関係づくりを行い、協力していただこうと考えています。
今津:増強に関してはなかなか支部全体として浸透しませんでした。「広島安佐」から「広島北支部」に変わり、リボーンをスローガンに様々な例会づくりが促進され、新しい仲間とともに今までよりは魅力あるものに進化していけたところもありますが、一方では残念ながら既存の会員さんの参加が固定化して拡大できなかったことも課題として残りました。
島原:2023年の支部運営について、特に力を入れていきたい点や達成したい事をお教えください。
塩梅:2023年は合同新年互礼会、新春経営セミナー(オープン例会)、青全交、50周年記念行事等大きなイベントが目白押しです。できるだけ多くの会員さんに参加していただき、交流や親睦を深め、「中支部に入って良かった」と実感できるように支部理事の皆さんと力を合わせて内容もさることながら、動員目標達成にも力を入れていきたいです。
石田:2023年は、引き続き 質と量にこだわって活動をしていきます。その中で、昨年は努力して取り組んだことが、当たり前にできるようになって、次のステップに進めるように土台作りを完成させたいと思います。
寺本:引き続き増強に力を入れ、50周年の行事の成功に向かって、突き進みたいと思っています。
今津:2点に尽きます。増強と良い例会づくり。ここをぶれずに共有していきたいと思っております。
島原:みなさん、ありがとうございます。同友会は「こんな時だからこそ同友会」と言える会だと思いますが、それが十分に知られていない、活用されていないことも感じます。広報委員会として、ますますがんばっていきたいと思います。