経営者が共に学ぶ三年目社員研修
9月14日、県求人社員教育委員会主催の3年目社員研修をオンラインで開催しました。昨年度に続き2回目のオンラインによる開催で、今年度は広島エリア・福山・呉・東広島支部から、15社29名が参加しました。
この研修の目的は、経営者自身が学びを深め、社員にとってのやりがい・働きがいのある企業に深化することにあります。そのために、社員研修の前後で、三回の経営者研修&実行委員会を開催し、社員研修では経営者がスタッフとして参加する形で社員と共に学ぶ研修を実施しました。
第1回目の経営者研修では、「働きがいのある企業づくりを目指して〜理想と現実との葛藤」と題して、東洋省力(株) 代表取締役 日高正典氏(広島エリア求人社員教育委員長)が経営体験報告を行いました。報告を受けてのグループ討論は、時間が足りないほどの活発な話合いが行われました。
研修に参加した経営者からは、「会員から『同友会って本音で話せる会よね?』と聞かれる。本音をさらけ出す機会が少なくなっていると感じる中で、久々に同友会を実感した。印象的な言葉は、『動けば変わる』。変化は少しずつなので、実践し続けることが大切だと思った」、「日高さんが他社を見て『あんな会社になりたい』と思われたように、自分は東洋省力を見て『こんな会社になりたい』と思う。普段の飄々とされている姿からは想像できない報告内容に驚いた。自社で出来ていないこともあるので、頑張りたい」等の感想がありました。
社員研修では、先輩社員の体験談と自己発展計画の2つのカリキュラムを実施しました。先輩社員の体験談は、㈱アイ・エム・シーユナイテッドの佐伯広和さん(入社6年目)と㈱タイヨーパッケージの岩森真優子さん(入社9年目)の報告から、3年目に求められること、社内での自分の役割を議論しました。自己発展計画では、自分のアバター未来像をつくり、グループ内で発表、議論をした後、全員で1年後の決意表明をしました。
研修生は、新型コロナ禍の混乱の中で入社した若者です。同友会でも、この年の新入社員研修が開催できなかったこともあり、彼ら彼女らは社会人スタート時に学ぶ機会を失いました。今回の研修では、他社の同期と共に入社からこれまでを振り返り、自身のキャリア・目標を考える機会となったようです。
(文責 事務局 岡崎)