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2022.10.25

2022組織強化・会員増強全国交流会「集え!燦然(三〇〇〇)と輝く広島同友会!―純増日本一広島東支部の増強戦略と取り組み―」

報告者 平井淳司氏(広島東支部 組織委員著)

先般、組織問題・会員増強全国交流会が開催されました。
事例報告では、2021年度支部会員純増日本一になった広島東支部の活動が取り上げられました。以下、その報告要旨です。

■同友会の先輩経営者

私は20年のサラリーマン生活を経て39歳の時に独立して今年で11年目になります。独立を決意した頃に出会った経営者の先輩Hさんに憧れ、同友会で勉強していると聞いていました。言葉一つ一つに責任感というか覚悟、社長の方針や想いを伝えるため社員との時間を大切にされていました。社員教育や社員の意見を尊重した社内会議を実施し、業績が伸び、社員も増え、そして社員が辞めない会社へと変わられていました。
私はそんな先輩を見て、同友会に入会しようと決めていました。

■同友会は私の精神安定剤

同友会に入会すると、本当に皆さんが気持ちよく迎えてくださいました。紹介者のHさんも「平井をよろしくお願いします」と、会議や例会に私を連れて歩いてくれました。
例会に参加しては、経営の厳しさ、時に涙をしながら語ってくれた苦労話、全てに励まされました。当時の私にとって、同友会は精神安定剤でした。
入会して2年目に広島東支部の東地区会の組織委員長を仰せつかりました。自身も推薦者となり会員を増やし、先輩がしてくれたように「面倒をみなければいけない」立場になりました。経営者としてもより学びが深まり、仲間が増える事の意義、大切さを知りました。
同友会では、沢山の異業種の方、創業者、後継者、一人の会社もあれば、従業員百人の会社もあります。
その経営者たちが真剣に「良い会社を作ろう」「良い経営者になろう」「良い経営環境を作ろう」と学んでいます。
グループ討論では、自分と違う悩み、目標、考え方、解決策、様々な意見が聞け、沢山の学びを得る事ができます。

■組織委員長着任時の会員増強への違和感

当時の広島東支部の組織委員会は、年2〜3回、支部内4地区会の組織委員長1名ずつ3〜4名の規模で開催されていました。会員増強は一般会員や役員は無関心で、組織委員だけが責任を負っているような状況でした。
私は自身の経験から、創業したばかりの方や後継者としてこれから責任を負う方などに早く入会を勧めたいと感じていて、自分の在籍する同友会を「すたれさせない」ことに会員増強、仲間づくりの意義があると捉えています。会員増強の「強」である辞めない取り組みだけを続けていても、やむなく退会する方もいます。増強のバランスが大切なのは会社も同友会も同じことです。そんな思いを持って取り組んでいました。

■いっそう魅力的な同友会に

現在、広島東支部は毎月の組織委員会、地区会長との合同委員会を実施。9月〜11月は増強強化月間としています。9月は「強」に力点を置いた会員交流会、11月には「増」に力点を置いた仲間づくり例会を開催しています。
入会した人が「入ってよかった」「会が楽しい」「救われた」と言ってくれ、同友会で学んで良さを知り、数年で役員を担い、同友会を魅力的な会にしていきましょう。

(文責 事務局 川口)