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2022.09.21

「地域に生きる工務店 ~四方よしの経営環境作り~」広島西支部青年部会

報告者:永本建設㈱ 代表取締役 永本清三氏

とき:2022年8月9日(火)
ところ:ひとまちプラザ
参加者:33名

「社内もしくは経営者自身の問題・課題意識ではなく、市場・顧客など外向きの視点を取り入れた例会を作れないか・・・」そんな試みから「他社にはマネのできないこだわり・小さくとも絶対的な差」で、顧客のみならず社員や遠方の就職希望者までも惹きつける、永本建設の永本社長に報告をお願いしました。

冒頭では、例会当日が「ながさき平和の日」であった事から、戦前・戦後を生きた永本社長のお父様のお話や、最近の国際情勢にも触れられ、好きな仕事で理想を追求できる幸せ、平和あってこその同友会活動という事について、感謝のきもちを述べられました。

地域に根差す会社として、着実に成長を続けて来られた永本社長。例会テーマにも採用した「四方よし」ですが、①売り手、②買い手、③世間の3方よしに、「働き手」や「未来」などを加えた考え方とされています。

例会参加者からは、売り手である永本社長の理念・軸が明確でしっかりしている事が3方よし・4方よしの源泉であるという事や、自社が顧客や社員から選ばれる理由・強みがどこかにあるはずなのに、自分達はそれに気づいておらず見失っている事、自分達にとっての「当たり前・無意味」がお客様にとっては「有難い・有意義」である可能性に気付いたという声も聞かれました。

  最後に、永本社長は「差別化」という言葉に触れられ、それは他者・他社との比較によってではなく、「自らの理想追求の道中で自ずと生まれていくものだ」というお話をされました。脇目をふらずに己の強みをひたむきに磨いて行く、そんな永本社長の美しい背中を、私も見習いたいと思いました。

記:旭調温工業㈱ 粟屋 博文