「未来を描いて現実と向き合う〜代表交代を見据えて〜」福山支部A地区会7月例会
報告者:安藤組(株) 安藤寛之 氏
A地区7月例会は、安藤組(株) 安藤寛之氏による報告で世代交代の問題と解決を考える報告でした。安藤組㈱は従業員29名、平均年齢43.2歳でベルトコンベアーに付随した作業をしております。主な仕事の内容はJFE内の保全事業で歩廊・手摺・床・階段の補修・取り替え・クリーナーの調整・取り替え作業・ローラー取り替え・グリス給脂作業・水洗作業・人工作業を行っています。
会社と自分の経歴を年表を作って発表された後会社の課題を3つ紹介されました。
1つ目の課題で「1社依存からの脱却」では得意先の倒産リスクと災害リスク、2つ目の「肉体労働の負担軽減」では重機の導入、3つ目の「辞めない会社作り」では退職理由を分析して解決法を考えておられました、時代に合わせた会社経営が不可欠ではないかと言われてました。
「俺はこうしたい」と題しまして、会社の方向性、ビジョンを明確にする事、組織を確立しチームワークを高める事、コミュニケーションの充実をあげられ社員旅行や飲み会または退職金などの福利厚生の必要性を言っておられました。
好きを仕事にという事で将来的に端材を利用した物作りで仕事にしたいと考えられていました。今後の目標では具体的に従業員100名10億円を掲げておられ夢を語られておりました。
最後にこの度の報告をするにあたり、会社と初めて向き合う事が出来ましたと岡田グループ長に感謝の言葉で締めくくられました。
グループ討論では「経営者が1番最初にする事」「経営者の仕事とは」と言うお題で安藤さんに対するアドバイスを中心に闊達な意見交換が行われました。世代交代についての難しさや、プレイングマネージャーからの脱却、ビジョンを明確にする事、理解者をつくる、経営者になる前の今社員の立場で考える事などが発表されました。1番多くの意見は最初に取り組む事は経営指針をつくるでした。
安藤寛之さんの人柄があふれる素晴らしい発表に皆さんから「がんばれ」とエールが送られてました。
記:エス・エイチ・エス サービス(有) 早﨑 久雄(A)