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2022.07.22

新支部長紹介 三原支部 「自社の発展のために」 三平商事㈲ 代表取締役  林 大作 氏

 わが社は1979年設立で業務内容は外構エクステリア・ガーデンの設計施工で主に一般ユーザーの方をメインに事業をしています。事務所にはキッズスペースも併設しており、お子さんとのご来店も安心です。7名の社員と一緒に、アイデアで喜びや感動をお客様に届けることに取り組んでいます。  私は2代目です。ハーレー好き、キャンプ好き、アウトドア派です。オリジナルガレージハウス「セトウチベース」を企画開発し、セトウチベースをスタジオに、楽しいバイクライフ、ガレージライフを応援するYouTube動画「セトウチベースチャンネル」。社員がメインで運営している「外構チャンネル」を毎週配信しています。  

■思い描いた経営者像

 私はがんばる父の姿を見て、心が惹かれ会社を継ぐことを決めました。みんなを幸せにできるリーダーになれるなら経営者をしてもいいな、と。
 けれどそういうリーダーにはなれずにいました。今から13年ほど前、同友会に入会する前が一番大変でした。会社が空中分解しそうだった時期です。社内は、横領事件、労働組合みたいなものができたり、私だけ孤立していました。
 同友会には、商工会議所の青年部で現会長の泉田さん(㈱イズタコンサルタント 社長)に「同友会いいよ」と声をかけられて2015年に入会しました。
 同友会に入る前の私は、自分の行動や発想が、社内の誰よりも優れていると思っていました。けど、案外そうではありませんでした。社員に仕事を任せると、みんなすごいんです。同友会に入っていなかったら、社員は今だに、私の指示待ちだったかも、と思うことがあります。  

■出会いが変わるきっかけに

 同友会に入って、当時三原支部長の上中谷さん(㈲三愛機工 会長)と川中さん(㈱EVENTOS 社長)との出会いが、変化のきっかけになりました。
 上中谷さんに連れられ、川中さんとご一緒したときのことです。川中さんが、私の悩み全てに即答で答えてくれました。その通りにしたら会社が良くなったのです。給料の問題では、社員から「高い給料は望まないが、安定させてほしい。毎年ベースアップさせてほしい」と言われていました。私には、決めたことは止められないという不安がありました。そのとき、川中さんが「経営理念、経営方針、経営計画がないと、そこに手をつけてもダメだよ」と。ちょうど丸山先生の経営指針成文化セミナーに参加した直後だったので、川中さんの言われていることがスッと入ってきました。  

■夢を語り合える会社に

 わが社が他社に負けない魅力は、サービスです。
 わが社ではサービスはアイデアだと定義しています。価格を安くするためのアイデアではなく、より良くするアイデア(提案力)です。豊かなアイデアを生み出すのは社員です。社員の人間力も高め、お客様と一生お付き合いできる人間関係づくりにも力を入れています。
 わが社の規模で、価格競争を主に置くと、どうしても社内がギスギスします。価格競争をもとにした発展より、アイデア競争をもとにした発展方向に進みたいのです。その方が社員みんなが笑っていられると思うからです。
 入会当時の私は一人で自分の夢を追いかけていました。けど、今は、みんなの夢を社内で共有しています。夢が語り合える人間関係を社内につくることで夢の実現が早まると思うからです。
 課題は事業承継。その道筋がはっきりしなければ人員配置が決まりません。直近では、給与査定のあり方。独立希望の社員をどう応援するか。集客や、SNS、YouTubeの発信のあり方、狭くなった事務所をどうするか、などなどたくさん有ります。  

■同友会で会社が良くなった

 三原支部長として、スローガン「自社の発展のために」の実現に力を入れます。
 三原支部は、コロナで2年間思うように活動ができませんでした。基本的に、みんな仲が良く、協力し合える支部です。ちょうど団結しやすい人数だとも思います。三原支部の発展には、リーダーの雰囲気づくりが大事だと考えています。
 支部長になるまで気がつかなかったのですが理事の皆さんのポテンシャルの高さを感じています。みんなで力を合わせれば、スローガンは実現すると思います。仲間が「同友会で会社が良くなった」と言ってくれると嬉しいです。