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2022.06.17

我々中小企業が地域を支える! ~備北特別地区会がスタート~

 地方は、高齢化、人口減少、技術革新等に伴う競争激化など、厳しい状況に置かれています。備北はまさにこのような危機感を肌身に感じさせられる地域です。
 この備北の地域に会の組織をつくろうと二〇一九年の秋ごろから取り組み、今年四月に会員二一名をもって備北特別地区会がスタートしました。そして広島同友会が五〇周年を迎える二〇二三年度に備北支部を設立する予定です。

■危機をチャンスに

 4月26日、庄原グランドホテルにて、備北特別地区会として最初の例会が開催されました。会員17名、入会候補者3名、金融機関の職員さん2名の計22名が参加しました。
 開会あいさつで立石代表理事は、「新年度の広島同友会のスローガンは『Human First! ~新時代へ挑戦~』です。中小企業にとって厳しい時代となりそうです。危機でありチャンスでもあります」と呼びかけました。
 今回は特別地区会発足の節目なので、報告者に広島同友会の代表理事である粟屋充博氏(旭調温工業㈱ 代表取締役)をお招きし、「同友会と私」と題して経営体験を報告していただきました。
 28才で同友会に入会し、地区会長、広島支部副支部長、県企画委員長、代表理事を歴任。その中で、共同求人・社員教育活動、経営指針の成文化と実践に取り組み、自社に生かしたこと。まだ常務だったころに「なぜあなたが社長にならないといけないのか」と問いかけられ、一週間考えて返事を返したことなどのエピソードを報告されました。
 今年度は「コロナ禍の終わりの始まり」と予想しているが、ロシアのウクライナ侵攻の影響、特にインフレがどこまでエスカレートするか読めない、より環境に優しい冷媒への移行や施工体制の強化(採用と共育)を推し進めている、とのことでした。
 報告を受けてグループ討論を行いました。
 閉会あいさつで増田茂典氏(マスダランドビル㈱ 会長。三次市)は、「県の役員のみなさんの尽力でここまでの組織ができました。会員を増やし、来年の広島同友会五〇周年までには最低でも三〇名の会勢にして、いこる会にしていきましょう」と呼びかけました。