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2022.06.17

「輝け!経営者大賞2021」福山支部3月支部例会

 福山支部が2年に1度開催している「輝け!経営者大賞」。今期は3月9日に福山ニューキャッスルホテルとZoomで行いました。
 この経営者大賞は各地区から1名ずつノミネートを行い、正副支部長による1次選考を通過した会員が2月の福山支部例会で発表します。
 今回1次選考を通過したのは、イシケン㈱ 代表取締役 石川倫之氏(E地区)、バンズグリル 代表 小川尚範氏(I地区)、㈱昭和工業所 代表取締役 葛間立人氏(S地区)の3名。いずれも入会から4年~6年の経営者です。

 そして支部例会当日、3名の発表前には前回の大賞受賞者の㈲シャルダン商会 代表取締役 藤田哲也氏から、審査委員長の水ノ上支部長に盾の返還が行われました。
 当日の審査は正副支部長と発表地区以外の地区会長による話し合いで行われ、即日大賞と優秀賞を決定します。今年は予定時間を超過するほど、白熱した審査が行われました。そして丁寧な議論を重ねた結果、今期で6回目となる経営者大賞は、イシケン㈱の石川倫之氏が大賞受賞となりました。

 同社は創業97年になる寝具メーカーで、石川氏は2000年に4代目の社長に就任しました。人工羽毛の特許を取得し、製造や販売だけでなく寝具のレンタルを行っています。従業員数は10名、内2名は障害者雇用です。
 石川氏のこれまでの道のりは決して平たんなものではありませんでした。社長就任前は取引先の倒産や社員の退社等が相次ぎ、就任後も鳥インフルエンザの大流行という大きな危機に直面します。暗闇のような日々の中で商品開発に挑戦するも、繁忙期には社員が疲弊する姿を目にします。「こんなために商品を開発したんじゃない。もっと会社は良くなるんじゃないのか」。そんな思いを抱いていた時に同友会に出会いました。
 入会後は地区会や委員会の参加を通じて、学ぶことの大事さを実感します。同友会での学びの実践を続ける中、今度は広島豪雨水害や新型コロナの影響が直撃。しかし、石川氏は度重なる危機にも諦めず、経営とはいかなる厳しい環境にも変化し適応していくことを学んだと語ります。

 受賞直後の石川氏は、「受賞は地区会の協力があったからこそです。本当にいい仲間だと思います。経営者大賞という名に恥じないよう、今後とも自社を発展させ、また、私の後に続きたいと思ってもらえるよう、同友会でその姿を見せていきたいと思います」とコメントしました。

 次回の開催は2024年3月の予定です。同友会で学び、どう会社が変わったのか。次の経営者大賞ではどんな企業がエントリーするのか楽しみです。

【イシケン㈱】

会社所在地:福山市駅家町 
設立:1957年 
資本金:1,000万円 
事業内容:寝具等の製造・販売ほか 
入会:2016年 
会社HP https://www.ishiken-futon.com

■参加者の感想(一部)

・経営指針の大切さを改めて感じた事と、雇用して人を活かす経営を実践したいと思いました。
・常に学び続けることの重要性を改めて感じました。
・会歴が浅く、経営指針を作成していないので、来期より経営指針書の作成に取り組んでいきたい。
・参加するだけじゃダメ!絶対会社で実践する!
・やはり「行動」あるのみ。実践して初めて成果が出るということを改めて実感しました。