「アフターコロナをどう生き抜くか~コロナで変えた私の常識~」福山支部K地区会・P地区会
報告者:㈲たんと 藤井強詞 氏、建内レンタル㈱ 建内博行氏、三和綜合印刷㈱ 近江弘至 氏、㈱ロアール 園尾英樹 氏
コロナをどう乗り切るか。4名から発表をいただきました。
まず美容事業を展開されるロアールの園尾さんより。東京の店舗では近隣でクラスターが発生し、商業施設内の店舗では休業せざるをえず。休業中は助成金を活用して自社研修施設でスタッフ研修や店舗間でのオンラインスキル共有会を実施。一時期は前年比売上68%まで落ち込んだものの、現在はほぼ回復できた。これまで6年かけて事業改善プログラムを進め、社員全員が自発的な行動ができた結果と感じている。
次に飲食店、就労支援事業、催事事業を展開するたんとの藤井さんから。以前の豪雨災害を機に、日頃から考えを巡らせていた。コロナ禍で数々の新事業計画を実行に移し、配達弁当事業、既存店の店先での立ち飲み事業、テイクアウト専門店舗開設、UberEatsへの登録、PB冷凍食品事業、キッチンカーのフランチャイザー事業、補助金活用のWeb事業、ウニ養殖事業、などなど。強みの行動力を活かし次々と手を打って売上前年比138%を達成。
続いて建内レンタルの建内さんより。建設機材レンタル事業では、お祭り関連の売上が落ち込み。立ち寄った飲食店がキッチンカーを展開している話しにアイデアを得て、コロナ対策融資の活用でキッチンカーを製造。キッチンカー事業への取り組みがメディアに取り上げられ、社員の目線が変わった。キッチンカーのレンタル業の免許も取得し、環境変化に応じた事業形態を模索している。
最後に三和綜合印刷の近江さんより。企業向けのノベルティのクリアファイル製造販売業。これまで訪問営業がメインだったが、リモート営業は難航した。抗菌素材を使った製品の販売に注力し、これまで各社員任せだった販促手法を組織で共有した。さらに顧客へのメルマガ配信や定期的なサンプルの無償提供を実施。マスクケースやSDGs関連製品など新規開発し、変化に対応した製品ラインアップを揃えるとともに設備投資で利益率向上を目指す。
発表の後にはグループに分かれて各自のコロナでの事業変化を紹介。みなさまの前向きな対応に大変刺激を受け、またP地区、K地区ともに会長がお元気で勢いを感じる例会でした。