「潮待ちの港・鞆の浦~地域資源の発掘と発信の持続可能なまちづくり~」福山支部地域内連携推進委員会
報告者:㈱サンモルト 小川真平 氏
9月中旬の朝、庭を見ると曼珠沙華の茎が知らぬ間に伸びて、大きくなった蕾に赤色が差してました。植物は自分たちが咲く時期を知っています。私たち経営者はずっと花が咲き誇るように勉強し続けないといけませんね。山あり谷ありですが…。
この度の委員会は、テーマ「潮待ちの港・鞆の浦」地域資源の発掘と発信と持続可能なまちづくり、と題しまして㈱サンモルト 小川真平氏をお迎えし鞆の浦の過去から現状、そして未来についてお話して頂きました。
古来より潮待ちの港として栄え、近代においては造船と鉄工業とで繁栄してきましたが、町並みは時代から取り残されたような古民家が並び風情を醸し出しております。また近年は観光の町としても有名になってきています。
サンモルトは鞆の浦を中心に事業を展開しプロパンガス販売からリフォーム事業に空き家再生プロジェクトなど時代と共に変化してきました。
そんな中で小川氏が何かイベントをしたいとの強い思いを描き、他県で軽トラ市というイベントをやっているとの情報で実際に視察に行き鞆の浦で開催する事にいたしました。
会場では軽トラブースで生産者や販売者と買い物客とが直接コミュニケーションができ目新しさもあって上々のスタートでしたが、この10年で鉄鋼団地から沼名前神社の境内に場所を移してより地元に密着した軽トラ市に生まれ変わりました。
また最近では、地域の主体者との出会いも増え鞆の浦名物プロジェクトを立ち上げ商店や飲食店で〈ちりめんや味醂〉を使った商品開発などの取り組みもされてます。これら以外にも色々な活動をされていて、大学生や高校生からの問い合わせや訪問も増えてきているそうで、これらを通して鞆の浦を知るきっかけや将来は地元に戻り活躍して欲しいとの事です。
未来のためにどうするか、地域資源やプレーヤーを発掘し、発信し続けることによって主体者が増え持続可能な町作りが出来るのではないか?
「継続は力なり!!」