「ダーチャンカンパニーの未来想像〜己を知り、会社を知り、未来に向かって〜」福山支部B地区会
報告者:ダーチャンカンパニー 川相 慎純 氏
B地区8月例会は8月30日、Zoomにて「ダーチャンカンパニーの未来想像〜己を知り、会社を知り、未来に向かって〜」と題して代表取締役 川相慎純氏による体験発表例会を行いました。
川相氏は創業当時の自身を振り返り、周りの人に対して感謝の気持ちが無く、事業はお金を稼ぐため、人は労働を提供してくれるものと考えていたそうです。
本業の足場工事の仕事が増え売り上げも順調に伸びて行った中、新たな事業が大きな失敗に陥り多く方に迷惑を掛け、自身も「このまま誰かが私を殺してくれれば楽になれるのに」と考えた時期もあったそうです。
多くの人が掌を返すように去って行く、そんなどん底の中でも自分に着いて来てくれた社員さんがいた事、「もう一回頑張って見ろ」と励ましてくれる取引先の存在、資金を支えてくれた銀行など多くの方に支えられた経験から、自身の仕事に対する考え方、社員さん、お得意先、関係業者さんへの係わり方が変わって行ったそうです。
特に社員さんとの係わりでは「社員には思いがある、こちらの意見だけを押し付けるのでは無く、社員さんの声を聞く」事を実践し、社員さんとの距離も徐々に近づいているようです。
今回の発表に合わせ「経営指針ワンシート」を自ら作成し10年ビジョンとして「得意先を増やし、利益率を現状の3倍に増やしていく」「人の能力を100%使い切る」などを掲げ、自社の強み、弱み、伸ばしていく分野などを分析し自社の行動計画に掘り下げて行かれた事は自身、会社にとって大きな成果だと思います。
また8月に自身が新型コロナに感染し仕事が出来なかった事、その間社員さんが協力し合い会社を回してくれた事に感謝すると同時に、社員さんの成長も実感出来たそうです。
発表の締めくくりに「今までは会社の運営者だったが、これからは経営者になりたい」と言う言葉もとても印象的でした。