「アジアの若者からみたSDGs〜日本を離れて俯瞰してみよう」福山支部環境経営委員会
講師兼コーディネーター:(特非)ひろしまNPOセンター 専務理事・事務局長 松原 裕樹 氏
報告者:㈱エイトコーポレーション 若手社員(ベトナム) TRAN HONGCHIEN(テラアン ホン チェン) 氏・PHAN VANSANG(ファン バン サン)氏・VO HOAI PHONG(ボー ホアイ フォン)氏、同社 八條伸介氏、広島市立大学 国際学部 2年 杉田愛佳 氏
今月は、「アジアの若者からみたSDGs〜日本を離れて俯瞰してみよう」というテーマで上記5名の報告者による発表がされました。私自身、外国人の出入国管理に関する業務を行っており、外国の方(特にベトナムの方)とのつながりも強く、興味津々で参加させていただきました。
まずは、事前にコーディネーターである松原氏から提起されていた質問に対して、ベトナム人若手社員さん3名と環境経営委員会・杉田委員長の娘さん・杉田愛佳さんが答えて下さいました。
以下、参考までに質問内容です。
1:あなたにとって母国(ベトナムまたは日本)はどんな国ですか
2:日本の生活でいいなぁと思った事、困った事はなんですか
3:日本で働きたいと思った理由と実際に働いた感想はどうですか
4:あなたにとっての働きがいとは何ですか
彼らの答えからは、母国に対する愛のみならず、日本に対する愛も感じられ、異国の地、日本での仕事・生活はとても大変であることは想像にやすいものですが、夢や希望に満ち溢れ、とても生き生きと生活している様子が伺えました。
これは、雇用主である㈱エイトコーポレーションの経営陣の皆様が常に彼らのためのより良い職場環境を意識されている賜物であると思います。
このことは、従業員が外国人である場合に限られたものではなく、今回の勉強会により私たち経営者が改めて、自社の状態を把握し、改善していくための良い契機となればと思います。
今回の勉強会のテーマであるSDGsは目標17である「持続可能な開発に向けてグローバル・パートナーシップを活性化する」に該当します。パートナーシップを活性化し、目標を達成させるにはSDGsに対する知識をより深め、広げていき、ビジネスと社会全体の同時課題を解決するための取り組みが必要になってきます。
今までの知識や教養を身に着けるというものでは足りず、さらにその知識を使える能力や価値観を身に着け、自分たちの意見を押し付けるのではなく、自分たちも変わる必要がある、つまり世代や地域を超えたパートナーシップ(子供や若者・外国人の参画)が最も重要であります。
多様性を認め合える環境を構築していくことが、これからの経営者には求められるものと思います。