「広島県立廿日市特別支援学校の先生方と懇談&ミニ見学会を開催」広島西支部
お盆明けの8月17日、広島西支部障害者問題委員長の宮﨑真さんの会社(㈱ニシキプリント)に、広島県立廿日市特別支援学校の先生方3名をお迎えして懇談しました。
コロナ禍になって1年半。感染対策もわかってきて、業種による差はあるものの、生徒さんの職場実習を続けておられるそうです。
生徒さんたちの採用中止はないが、職場実習の延期など少なからず影響が出ているとのこと。卒業生もスーパーや物流など忙しい業界でがんばっているそう。
昨年は、職場見学に生徒さんを連れていける状況ではなかったので、先生方自ら会社訪問して動画を撮影し、職場の様子を伝えるなど、例年にはない苦労と工夫をしておられました。
一昨年同友会で開催した先生方の企業訪問バスツアーは、先生方にも参考になったそうで、「生徒の実習先や就職先は職場の様子がわかるが、それ以外の会社でどんな仕事をしておられるか、知るきっかけになり、進路指導でも『こんな仕事ならできそうだな』とイメージが膨らんだ」とのことでした。
宮﨑さんからは、7月に実施したアンケートの結果もふまえ、「障害者雇用に取り組みたいという企業は3割以上ある。取り組む考えはない企業はまだ障害者雇用を知らない企業。これからもっと知っていただき、広げていきたい」との発言がありました。
「廿日市特別支援学校」という名前ですが、廿日市市に限定されるわけではなく、学校には、広島市佐伯区・廿日市市・大竹市から通う生徒さんもおられ、就職先もさまざまです。「名前にとらわれて、結構知らん人、多いですよね~」「ですよね~」と一同うなずく一幕も。
その後、「せっかくなので」と宮﨑さんに社内を案内していただき、卒業生も働く職場を見学しました。
仕事がしやすいように、支援具を作成するなど、長く障害者雇用に取り組み続ける会社ならではの工夫が随所にありました。その人その人に向いた仕事をしてもらう「適材適所」で活躍してもらっているそうです。
今後も情報交換し、交流を進めていくことを確認して終了しました。会員企業でもどんどん「人を生かす経営」の実践が進むといいですね。