「右腕がいなくなった時〜まさかで起きて考えた事〜」福山支部E地区会
報告者:㈱神殿 神殿政尚 氏
今回E地区例会は、㈱神殿の神殿さんにZoomにてご報告頂きました。神殿さんは、福山にてキッチン、トイレ、水回り、リフォームなど、住宅に関わることを全般的に事業として行っています。
26歳の頃、父親が代表している会社に後継者として帰ってきました。当初、「よし!自社の仕事をするぞ!」と思っていた矢先、父親が末期ガンで仕事どころではなく、父親の介護を2年間するところから始まりました。その後、父親が亡くなり、母親が代表になったのちに、神殿さんが代表になりました。昨年まで、25年勤めてくれている古参社員さんと二人三脚でやってきたそうです。
ところが、2020年から起こったコロナ禍により、メーカーが資材・商品を提供してくれず、従来の仕事が出来ない。メーカー営業との打合せが出来なくなる。メーカーショールームが使用出来なくなる。など、これまで普通に出来ていたことが普通に出来なくなります。それに伴い、業績は下がる一方、見えない未来と下がる会社の業績を感じ取ったかのように、25年勤めている社員さんが退職してしまいます。
そのようなこともあり、神殿さんご自身も迷い、何から始めて良いかと考える中、今回、赤裸々にご報告を頂きました。参加者からは、厳しい意見、寄り添うアドバイスがあり、まずは一人で抱え込まず、相談した方が良い。そのために同友会を活用すれば良いとの意見もありました。この例会をきっかけに、神殿さんが行動し、苦境を乗り越えられるように、自身も何か出来ることがあればしたいと思う例会でした。
また、神殿さんの報告から、当たり前が当たり前でなくなっても、会社経営に影響のない体制、外部環境に依存しない会社づくりを進めていこうと、あらためて思いました。