活動レポート
  • ホーム
  • >活動
  • >「今後の経済動向と中小企業経営~“withコロナ”時代を生きぬくために」三原支部2月例会
2021.04.22

「今後の経済動向と中小企業経営~“withコロナ”時代を生きぬくために」三原支部2月例会

講師:立教大学 名誉教授/ スモールサン 主宰 山口義行 氏

■100年に一度の産業改革

 新型コロナウイルス感染症の拡大や、米中貿易戦争、AI やEV などの技術革新がもたらす100年に一度と言われる産業改革の変化。日本の中小企業を取り巻く経営環境は、いよいよ大きな変化の時代を迎えており、どんなに経営環境が変わろうとも「揺らぐ」ことなく、また「遅れる」ことのない強靭な企業を経営者はつくっていかなければなりません。新型コロナウイルス感染症を含めた2021年の今後の経済動向と、われわれ中小企業が維持発展し、将来をつくっていくために何をするべきなのかをテーマにご講演いただきました。

■変わりゆく消費行動

 これからの時代に重要な「3つの力」についてのお話が印象的でした。まずは、時代を「読む力」。そして、今やっていることが、これでいいの?という「問う力」。最後に、専門化・他の会社の経営資源を「つなぐ力」。が重要になってくるという3つのポイントは、自身の経営にも重ね合わせて、これからのニューノーマル時代を生き抜く為、自事業を考察する上でのヒントになるキーワードだと思います。

 そしてwith コロナ時代を生きぬくために新しい売上を獲得すること、新しい消費行動の変化について理解をしていくこと、具体的には、消費行動が一票につながるというニュアンスの「自覚的消費」。価値の転換がもたらす「共感型消費」。これまで当たり前に思っていた消費行動にも目を向けていくことの重要性を学びました。