活動レポート
  • ホーム
  • >活動
  • >「事業承継から1年~会社と自分と向き合って~」尾道支部青年部会12月例会
2021.02.10

「事業承継から1年~会社と自分と向き合って~」尾道支部青年部会12月例会

報告者:クニヒロ(株) 代表取締役社長 新谷 真寿美 氏

【青年部の最初で最後の報告を聞いて】

 12月の青年部例会は、クニヒロ(株)代表取締役社長の新谷真寿美さんが体験報告をしました。新谷さんの人柄とこれまでの青年部活動のおかげで、他支部会員オブザーバーも含めて40 名以上の大きな例会となりました。
 報告内容はこれまでの新谷さんご自身の経歴、そして代表交代から現在~未来のお話でした。社長就任して1年間で進めていることや悩みや失敗を通して学んだこと、今後どのような経営をしていきたいのか、同友会青年部を通しての学びと後輩へのエールと盛りだくさんでしたが、一つ一つ丁寧に発表されていたので、テーマごとで理解しやすい内容でした。
 私自身も3代目で既に経営モデルが出来ている会社を継がせていただき、報告者と似たような境遇もあり、端々に刺さる言葉がありました。

 一つは、“不安なことは社員にみせない” ということです。今年は会社や社員を守る事柄が多い年になりました。私も不安を感じることがありまたが、それを社員に話すと更に不安感を広げる結果になること。そして経営者の不安を話す場所が同友会にはあると思いました。

 二つ目に、“ビジョンを描くなら夢のあるビジョンを” ということです。少し頑張れば届くビジョンであるならば、社員さんは10 年働いても変わらない暮らしだと、モチベーションを持ちにくいということでした。確かに、私の41 ビジョンシートの売上も頑張ればできるレベルでしたし、客観的にみたら、もっとワクワクできるだろうと見直す機会をもらいました。

 そして、“人を動かすこと” これについては、ぶちええ尾道の実行委員長経験から、たとえ同友会メンバーであっても“動いてもらうこと” の難しさを体験したことで今後の学びになったということでした。同時に同友会活動を通じて、“こんなことが役に立つのか?”と思っても振返ったときに自身のステータスになるのだということを仰ってました。私はそれをきいて、そう感じるためには発表者自身が取りにいく姿勢や、自責を感じて動かないと成長は有り得ない!と思いました。

 あと4カ月足らずで、新谷さんが卒業してしまいます!とても寂しいです!本気(マジ)で延長してもらいたい!でも、あと4か月も関わることができると前向きに捉えて、青年部みんなで新谷さん含め卒業する方に関わっていきたいですね。