「経営指針が会社を変える」福山支部S地区会11月例会
■報告者:カケエ・コーポレーション(有) 掛江悦吏 氏
S地区11月例会は商工会議所及びZoomを使用しての開催となりました。日々状況が変化する中で調整を行っていき、最終的に会場では20名、それを超える場合はZoom参加にという事になりました。
「経営指針が経営者を育て会社を変える」と題して、カケエ・コーポレーション(有)の掛江社長にご報告頂きました。
大きな流れとして①会社の説明②経営指針の作成③会社の取り組みと変化④現在の会社の現状⑤経営指針書を作成する事への思い、という形でお話を頂きました。
36才で社長を引き継がれ、様々な経験をされる中で、自分の考えがしっかりしていない。社員と真剣に向き合い、取り組まなければいけない。という事に気づかれた事が、経営指針書をつくるきっかけになったとお話しいただきました。
経営指針書を作る事で、いつまでにこれをやるという筋道、優先順位が明確になり、課題も明白になったとの事でした。また、社員とのコミュニケーションにも活かす事が出来、自社の強みの共有、面談での話題、会議での意見しやすい環境づくりにも繋がっていき、現在では経営指針書に基づいてホームページのリニューアルを行い、ネット販売の売り上げ構成比も大きくなっているそうです。スピード対応という強みを活かして非常にお客様からも評価を頂けているそうです。強みを社員の方も分かって仕事をされているからこその評価なのだと思いました。売上比率の高い取引先の倒産など大きなピンチがありながらも、経営指針書があったからピンチに対応が出来、また、社員との関係性の変化に繋げていけたとお話しいただきました。最後に掛江さんの今後の夢についてもお話しいただき、大きな目標に向かって更に頑張っていらっしゃる姿勢も感じさせていただきました。
報告自体がとても分かりやすい内容で、経営指針書の成文化をしていない私にとっても本当に良い刺激になりました。今回はグループ討論もする事が出来、皆さん経営指針書の重要性は理解していただけて良かったです。作っていない方はまず一度簡単でもいいから、出来る所からやってみようとアドバイスを頂きました。私自身、勉強会に参加させて頂きながら、少しずつでも形に出来るよう諦めずに継続していこうと改めて思いました。