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2020.12.18

「人が主役の坂口流心笑~『あの頃の自分をキミに』忘れた原点を見つけるオンラインの旅~」尾道支部10月例会

報告者:(株)コアブリッジ 代表取締役 坂口 公彦 氏

顧客をつなぐ人間力の育て方

 (株)コアブリッジ 坂口さんの生立ちや少年時代から今に至るまでの話で、普通の人は体験できない沢山の貴重な経験を報告して頂きました。中学生から親と離れて一人暮らしを始めて、新聞配達とアルバイトをしながら通った中学生時代や、高校に進学せずに社会人になって出会う人からの励ましや、某有名芸能人に吉本入社を勧められたことや、サニクリーンに入社してからの活躍など、ドラマチックな人生経験を聞かせて頂きました。
 以前から坂口さんの営業力が凄い!という話を聞いていましたが、「お客様の本当の笑顔が見たい」という想いで、誠心誠意の対応をする事により、本人やその子供、またその子供と3代に続いて家のリフォームの仕事を頂いておられました。私自身も、お客に対してもっと誠心誠意対応していかいといけないなと勉強になりました。
 グループ討論では、「あなたの人生のターニングポイントは?」「その時に心に残った言葉はありましたか?」のテーマで進めました。
 「会社に埋もれるなよ」「自分の人生に向き合いなさい」「社員を雇う事はその人の人生を受け持つ事だ」「そんなにボロボロになるまで頑張らなくても良いんだよ」など様々な話がありましたが、キーワードは「激励」・「自己肯定感を高めてくれる言葉」・「癒し」でした。ドラマ「半沢直樹」の最終回で上戸彩が「今までよく頑張ったね。仕事なんかなくなったって生きていればなんとかなる。」という言葉から半沢直樹の気持ちが復活するというシーンがありましたが、その時々のタイミングで使い分けが必要と感じました。
 今日の例会は、坂口さんの体験や、参加者の体験、自分自身の体験を思い出し気持ちがすっきりする例会でした。

『人が主役の坂口流心笑』

 10月15日(木)ZOOMにて、尾道支部例会が開催されました。
 報告者は(株)コアブリッジ代表取締役の坂口氏です。Zoom開催という事で前回の例会同様、変則的な司会者との対談形式の報告です。

 今回の報告では坂口氏の半生を元に、忘れかけている原点を探すという内容です。原点とは経営者になってからの物だけではない、幼少期からの経験、周りの方に頂いた言葉が、その方の“今”を作っている。
 13歳から一人暮らしを始めないといけない家庭環境でありながら、その環境を元に人一倍気を使い生きていく中で、友人宅へご飯を食べに行った際、遠慮してしまう坂口氏、そんな時友人の母から頂いた言葉、“あんた気を使わなくていいんよ”。13歳で相手の気持ちを考え遠慮し気を遣うことをしていた。17歳の頃には、バーテンダーとして働き指名してくれるお客様がいる程に成長。その時お客様から、『なぜ、あなたを指名しているか分かるか?』と問われ、続いて「人の気持ちが分かる人間がトップになる、相手の気持ち、気分を察して接客できるあなたは必ずトップになれる」と言われる存在に。
 その後、生涯の伴侶となる奥様との出会いもあり三原市に移住を決意。サニックスに入社後、1年後には今までの経験もあり、“人間力”が備わっていた。その後仕事でアメリカへ渡り、日本とアメリカの企業の差を知り、日本との“ギャップ”を知る事になる。日本人みたいに休まず働く事を美徳としないアメリカ的考え。休みの日に仕事をして契約をとっても、サッカーで言う、ハーフタイムにゴールを奪っているようなものと揶揄されていました。アメリカでの経験が現在の(株)コアブリッジでの働き方の根底になっているとの事です。サニックスではトップセールスを走り続け、次期社長との話も出ていたようです。
 そして人生を変える方との出会いを経て、47歳にて先代の意思を引き継ぎ、(株)コアブリッジの社長として出発します。そこで坂口氏の“人間力”、会長から頂いた“心得”(心笑)を元に現在も走り続けています。10年後には車で走っていると、どこの家の庭にもシェルターがある世の中に、そして上場企業になる。
 坂口氏の営業力はどこから来ているのだろうという話で、お客様に心から接している、自分を包み隠さず本気で接している、人の人生が好き、お客様の家庭のことを何でも知っている、という事からお客様に愛されるには理由があるのだなと考えさせられました。人の人生は限られている、一日一日を大事にする。

 例会中も終始、皆さんを笑顔にされていた坂口氏、本日は例会参加者全ての方を笑顔にし、“心に笑”を届けていたと思います。今でも毎日、“覚悟”して経営をされている坂口氏、一日一日を大事に生きてきたことにより人一倍濃く、人間味の溢れる魅力があるのだなと思いました。