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2020.10.25

「社員と共に日本一の社風づくり」福山支部青年部会9月例会

■報告者:(有)ウメイチ 梅田益生 氏(岐阜同友会)

 岐阜県中小企業家同友会県理事の⑰ウメイチ 代表取締役 梅田益生氏をお招きして「社員と共に~日本一の社風づくり~」をテーマに体験発表をしていただきました。今回は県内のみならず、他県からもたくさんのオブザーバーの方々に来ていただき、おかげさまで例会参加者人数95名というマンモス例会となりました。

 梅田氏は呉服屋の次男として生まれ、いつかは自分も社長になりたいと思いながら育ちました。大学を卒業後、求人広告の営業で入社するも毎週毎週締切に追われ、どうやって社長になったらいいのかもわからないまま3年が過ぎたところで退社し、1年間別の呉服屋で修行を経て2010年に父が経営する呉服屋に入社しました。入社前、社長であった父から他人の方へと10年間社長が変わり、そこでずっと赤字経営が続いており、債務超過で破産寸前でした。入社当時一番危機感を感じたことは、会社は赤字なのに社員は全く危機感を感じていないことです。どうやったら社員が主体的に動いてくれるのかを考え、まず会社の数字を社員に公開しました。それは、今もアレンジを加えて続いています。

 入社して2年目、記念日プロデュース業という新しい形のビジネスモデルとして動き始め、業績も伸びてきている中、新しい店舗のオープンする際に社員が誰もついてきてくれませんでした。会社は伸びてきているのに社員の自主性は未だに0ということに改めて気づかされました。どうしてかと悩んでいるとき、青全交で発表した先輩に次は青全交で発表したらどうかと促され断ると、そんな同友会での自主性のなさが、会社の社風となっているのではないかと言われ、社員は何のために働いているのか。社員の幸せは何なのか。そこから会社のしくみ・社風をもう一度見直しました。しくみはすぐに真似されるが、社風は誰にもまねされないということから、社員にアンケートなどをとったりして特に社風づくりに力を入れるようになりました。社員の夢が叶う社風づくりを目指して、10年ビジョンをテーマに社員全員でグループ討論を繰り返し、「日本一の呉服屋」という10年ビジョンを作りました。社員さんは何のために働いてくれるかというと自分の夢が叶うと思って働いてくれています。社員さんの夢、会社の夢をすべて叶えようとすると日本一くらいでないと叶いません。皆さんも日本一の企業目指して頑張りましょう!