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2020.10.12

「経営指針書の成文化 実践して変わったこと」福山支部A地区会例会

■パネラー:(株)ウェルストン 石井純平 氏・(株)WAKE 坂本 誠 氏
■コーディネーター:(株)エイトコーポレーション 八條公貴 氏

 8月のA地区例会は、コロナウイルス感染防止の為、ZOOMを用いたオンラインにて行いました。内容は、パネルディスカッション形式でパネラーの石井氏・坂本氏とコーディネーターの八條氏で経営指針書を作ろうと思ったキッカケ、作った後の自社の変化という内容で、石井氏、坂本氏両名とも作成にあたり八條氏が実践する「八條塾」の元、3か月という短い期間で経営指針書を作成するといういきさつからディスカッションが始まっていきました。

 坂本氏は過去に1度同友会に入会するも3か月で退会したそうですが、経営に課題が沢山あり、行き当たりばったりの経営に何かしないといけない、という思いからもう一度入会し経営指針書を作ろうと思ったそうです。
 作成する事で何をするにしても一つ一つ根拠を持って計画・行動することが大事だと気付くことが出来、5年・10年後の計画まで立てることができたとのことでした。
 「何より作ることでバラバラだった考えが一つにまとまり、将来を見据えた行動が現在はできるようになった」という言葉が印象的でした。

 一方で石井氏も経営に課題がたくさんあり、赤字が3か月続きどうにかしないといけないと考えていた時期だった事が経営指針書作成のきっかけだったそうです。
 作成する中で一番気を付けた事がとにかく自己満足で終わらないように「社員満足度は本当に大丈夫なのか」という点に注意し、その為に計画をしっかり持ち、「まず自分を変えないといけない」「どうすれば自分が変われるのか」を考え、行動として先ず青年部の先輩後輩関わらず相談し、また社員さんにも自分がどうすれば良いか社員さん自身はどうなりたいのかの話し合いを繰り返し重ねながら完成に至ったとのことでした。
 発表の中で石井氏は、「経営指針書は自社の武器(ツール)のようなものではないかと考えている」と、力強い言葉で話をされていました。

 お二人の今回の発表を聴いてまだ作成されていない方、見直している方へ向けての良い発信になったと感じました。パネルディスカッションというとても分かりやすい方法で報告いただき、貴重な時間をありがとうございました。