「笑顔あふれる瓦屋 秘訣は経営者の愛情」福山支部青年部会例会
■報告者:藤井製瓦工業(株) 藤井孝浩 氏
リアル開催実現への期待が高まるも、コロナ新規陽性者数が増加したため、オンライン開催を余儀なくされた青年部8月例会。運営担当班は、たとえZOOMでもグループ討論は必ず実施すると決め準備にあたりました。3月に入会したばかりの私も運営班の一員として全力投球しました。
報告者の藤井氏は、素直でまじめな性格の持ち主。同友会入会後、誘われた集まりには全て参加し、経営に役立つテクニックを仕入れては会社に帰って即実践。会社を良くするため誰よりも行動しました。しかし、藤井氏の思いとは裏腹に、期待通りの結果を出せない社員達。社員同士のトラブルもあとを絶たず、苛立ちを募らせる毎日。そんなある時、「自分は社員を変えようとしていた。責任はすべて自分にある」と気づいたのです。藤井氏は自分を変える努力をしました。初めて社員と向き合うようになりました。会社は少しずつ良くなっていき、前期、過去最高の売上をたたき出したのです。現在の社内の雰囲気は、以前とは比にならないほど明るく元気に。例会参加者が見つめる画面は、藤井製瓦工業の社員達のまぶしい笑顔で埋め尽くされていました。
「経営は愛情!」と力強く語った藤井氏に盛大な拍手が送られた後、ZOOM上で8グループに分かれて討論へ。「社員さんへの愛情持てていますか?」というテーマで、各々が社員との関わり方を振り返り、愛情の必要性や社員への感謝など話を展開しました。どのグループも有意義な討論ができたようで、例会後のアンケートには「久々にグループ討論ができて良かった」という回答が複数ありました。私自身、静かな会場でマスクを外し思う存分語り合えたことが超楽しかったです。
この度初めての例会づくりを経験し、本気でぶつかり合うことの面白さ、本音を引き出すことの難しさを感じました。コロナ禍でも学ぶ方法はいくらでもあるし、語り合うことが可能です。今後も青年部だけでなく色々な先輩会員さんと一緒に学びたいので、皆様よろしくお願いいたします!