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2020.08.31

「良い会社の条件〜環境変化と経営革新」 福山支部B地区会7月例会

■講師:おかもと診断士事務所 岡本泰之 氏

 B地区7月例会は、久しぶりに市民参画センターで実施の予定でしたが、ちょうど直前に福山で2か月ぶりのコロナ感染者が出たこともあり、20名のみ現地で、その他の皆さんにはZoomで参加という形となりました。かくいう私も、Zoomにて参加させていただきました。
 今回の例会では、中小企業診断士であり、臨済宗高松寺住職である岡本泰之さんに「良い会社の条件 環境変化と経営革新」という演題でご講演いただきました。

 この数か月のコロナ禍で、会員の皆さんも生き残るために様々な対応をされてきたことと思います。まさに、この変革の時、外部環境に左右されない企業を目指すためにどうすべきか、ということがテーマのお話でした。
 P・ドラッガーの「経営とは経営環境の変化に即応していく技術である」という言葉を皮切りに、経営革新に取り組んでいる企業は、取り組んでいない企業よりも会社成長率が高いということを具体的にグラフで示していただき、変化に気づかず、その対応ができない企業は、ゆでられたカエルのようになるのだと改めて認識させていただきました。さらに臨済宗住職らしく、お釈迦様の亡くなられる時に弟子に言ったとされる言葉「環境は常に変わっている。怠ることなく努力し続けなさい」も紹介いただきました。進化論で有名なダーウィンも「最も強いものが生き残るのでも、最も賢いものが生き残るのでもない。唯一生き残ることができるのは変化できるものである」という言葉を残しています。生物の世界(今世間をにぎわしているウイルスも含めて)も、人間・経済・経営の世界も同じなのだなと強く感じました。

 環境変化と成長マトリックス理論では、市場、製品を既存、新規に分けて4象限のマトリックス ①市場浸透戦略、②新製品開発戦略、③市場拡大戦略、④多角化に分け、戦略を考えていく方法について、具体例を提示しながら、教えていただきました。今まで漠然と、どうしたらいいか、ということを考えていましたが、このように考えると、非常にわかりやすく、頭の整理ができてとても有意義でした。
 なかなか先の見えない現状のなか、このようなお話を聞かせていただき、非常に勇気をもらえました。