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2019.10.04

「基本のキ!経営理念講座①」東部ブロック経営労働委員会

タテイシ広美社(株) 代表取締役 立石 克昭 氏

 「経営理念は経営の理想を念ずる事である」と言い立石氏の講演が始まりました。
 立石氏も、同友会に入る前は理想を掲げても絵に描いた餅だと思っていて、経営理念が腹におちていなかったそうです。そもそも、経営とは人件費を抑え、経費を抑え、利益を出して、売上を上げて・・・稼ぐことだと思っており、理念というとこまで強く思いが入っていませんでした。だから、社員もやめていく。しかし気づかない。私の会社で続かないなら他でも続かないだろうと思っていました。

 そんなとき、税理士に言われ仕方なくセミナーに参加した。そのセミナーで、気付かされます。「経営者(リーダー)に一番大事な仕事は、社員に夢を与えてやることだ」。立石氏は今までの自分に振り返った時に、社員に夢を与えていなかった。自分の都合の良いようにしていたことに気付きました。
 変えなければいけないと強く思い、「将来うちの会社はこうなる」の説明をしました。これが大事です。「自分の都合の良い考え」というものを変えないとダメ。経営者が変わらないと会社は変わらないのです。経営理念がある方でも、唱和しなかったり、会社に掲げていない方は腹に落ちていないと思います。ここが一番大事な部分です。

 最後に、「いこる」話を伝えたいと思います。「いこる」とは赤々した炭、真っ赤になった炭のことを言います。バーベキューをするときに、真っ赤になった炭の上に肉を置いて焼く。「いこって」いない炭の上にはだれも何も置かない。炭が我々経営者だとしたら、消えている炭の上にはなにも来ません。良い情報、良い人、全くなにも来ないのです。「いこって」いればほっておいても良くなります。必然です。熱い「いこり」があれば結果は必ず良くなる。そして「いこり」続けることが大事なのです。
 「会社が良くならない原因は、経営者自身にあります。そのためには経営理念が必要です。是非とも経営理念を腹におとして頑張ってやっていきましょう」とお話をして頂きました。
 立石会長、これからの経営を良くしていくための、貴重なお話を頂きありがとうございました。