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2019.08.31

「飲食を通じた持続可能なひと・まちづくり企業~ワクワクする未来を仲間と共に~」尾道支部7月例会

報告者 ㈲いっとく 代表取締役 山根 浩揮 氏

【手間暇は愛情の証】

 7月中旬、尾道支部例会がしまなみ交流館大会議場にて開催されました。今回は、㈲いっとくの山根さんのお話を伺いました。
 19歳、自宅自室にて始めた古着屋さんから、今では119人(いっとく!)もの従業員を率いる会社の経営者となった山根さん。22歳から駅裏いっとくを始め、お客様が少ない時は様々な工夫をし、小さな努力の積み重ねで今のいっとくグループが出来ているのだと強く感じました。
 また、ポートランドのお話ではNPO法人のクラフトビールの仕組みが、地域に貢献出来て素晴らしいなと思いました。「手間暇は愛情の証」と仰っていましたが、ちょっとした手紙や小さな気遣いがお客様を惹きつける魅力になるのだと感じました。自分自身も楽しんで、お客様にも楽しんで頂く。同じ飲食店として、今回伺ったお話で自店に活かせることを沢山学ぶことができました。
 地域に根付き、貢献出来るお店になるよう、今以上に努力することをここに宣言します。

【一歩踏み出さにゃあ】

 印象に一番強かったことは、山根さんが27・8歳で同友会について考えた感想文のような文書です。また、その日にもらった、印象に残った言葉をメモに残すということです。当たり前のことかもしれませんが、私はそれが出来ておらず、やはり忘れていました。年月を重ねていく中で、その日その時に自分自身が何を感じ、何を考えていたのか…とても大切なことだと思います。必ず、実践していこうと心に決めました。
 次に、山根さんの大きな器、そして、自分の器が如何に小さいのかと考えさせられる例会となりました。会社を強くすること、会社を良くすることは地域を活性化させる…今の私には、目の前にある自社しか見れていません。以前の私であれば、「山根さんだから出来るのであって、自分ではない」という思考であったと思います。しかし、中小企業家同友会で様々な経験をさせていただいた甲斐もあり、多少ではありますが、自分事として捉えることができ、何が出来るかを考えています。私の器を少し大きくしていただいた例会となりました。勘違いかもしれませんが…。

 「一歩踏み出さにゃあ、何も始まらん」と仰っていた山根さん。自分では出来んとか、自分はその立場にないとか、言い訳はたくさん出てきました。しかし、捉え方を変えれば、「たった一歩踏み出せば、少しずつ動き始める」ということかなぁと思いました。今ある環境でも出来ることはある。私が暴走しそうになれば止めてくれるNo2の存在が居るので、「出来る、出来ない」ではなく、「やってみたいと思ったことは、まずやってみる」で行動してみようと思います。