活動レポート
2019.08.29

「中小の魅力と社会的価値」

講師:同志社大学商学部 教授 関 智宏 氏

 今月の青年部会例会では、『800社以上のデータから見る中小の魅力~社会との相互作用による「社会的価値」の創造』をテーマに掲げ、関智宏氏(同志社大学商学部教授)に、講演頂きました。
 講演では、日本企業の99.7%は中小企業であり、働く人の69.7%は中小企業で働いている。その為、日本経済における量的重要性は非常に高く、国も中小企業憲章に於いて、「社会の主役」として定義されている。
 一方、実社会に於いては、まだまだ中小企業のイメージは、芳しくない事が多く、先生が受け持たれている学生でも、大企業への就職を目指す比率が高いとの事だった。
 しかしながら、今回の講演内にて幾つかの中小企業の取組みを紹介頂きながら、企業規模の大小ではなく、1社1社がどの様な取組みをして、どの様な理念の基で企業を持続しているかが重要だと御教授頂きました。そして、魅力ある中小企業が社会からより認知されるには、「個」を輝かせ社会と相互作用を持続的に継続していく事が大事との事でした。

 少し難しい内容だったのですが、関先生が実例や実体験を交えて講演頂いた為か、自社の取組みとのリンクイメージも沸き易く、非常に講演が短く感じる例会となりました。
 2次会では、関先生が体験されている色々な面も聞くことができ、楽しく学びある例会となりました。