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2019.08.27

「福の耳プロジェクト」中間報告 ~福山の製造業聞き取りで見えてきたこと~福山支部 政策環境委員会・地域内連携推進委員会合同勉強会

 福山支部政策環境委員会は、中小企業経営を取り巻く経営環境の変化、特に制度の問題に光を当てて取り組みを進めています。同地域内連携推進委員会は地域の理解を進め、その連携可能性の問題を取り上げます。
 今回のテーマである「福の耳プロジェクト」は、福山市が古くから製造業が盛んな地域で、オンリーワンやナンバーワンの企業が多く立地する「ものづくりのまち」である中、市内製造業者の事業環境やニーズを踏まえた産業振興施策を推進するため、市内の製造業約2,600事業所を対象に、福山市職員による企業訪問活動です。2016年11月から実施され、2018年10月までの2年間に訪問した1,077社のアンケート結果をもとに、7月8日(月)、福山市経済環境局産業振興課産業振興担当次長の前原由幸氏に報告していただきました。

 アンケート結果によると、経営状況では、認識している強みとして、高い技術力や製品品質(53.1%)。短納期や小ロットの対応力(51.2%)と続きました。経営課題は「人材の確保」「人材育成」「新たな販売先・受注先の発掘」となっていました。事業承継対策の状況は約四割の企業が「対策済み」としている一方、約一割の企業は「事業売却・廃業予定」と回答していました。「女性従業員の起用」について全体では半数以上が積極起用している(したい)状況で、従業員規模が大きくなるほど、その割合は高くなっていました。女性従業員が活躍するための取組として「家事との両立できる勤務シフト」の回答が最多でした。「IoT、AI、ビックデータなどの先端技術に対する認識・活用状況」についてもまとめられていました。
 これら経営課題解決に向けた情報発信を、福山市は、facebookで行っています。「福山市産業支援ネット」で検索ください、とのことでした。
 参加された方からは、初めて知ったことがあった。同友会の景況調査アンケート結果なども福山市に提供していこう。今日得た情報を仲間に知らせよう。フェイスブックに登録しよう、など感想がありました。
  [福山市産業支援ネット] https://www.facebook.com/fukuyama.sangyou.shien.net/