「基本のキ!経営戦略基礎講座③」東部ブロック経営労働委員会
講師:(株)PAC 代表取締役 錫木 健一 氏
弊社の事業は広告代理店で、創業は1960年。高度経済成長期には広告をすれば物が売れ、当時は備後エリアでも多くの商店や企業がテレビCMを流していました。
時代は変わり、インターネットの普及、デジタル技術の進化などにより、流通・情報・雇用・ライフスタイルなど、今までの概念を越えるほど様変わりし続けています。
新聞をとらない、テレビを見ない、スマホやタブレットの台頭でパソコンすらすでに使わない人も増えている。SNSなど無料で使える広告媒体も増え、格安のネット印刷など、弊社が従来主なサービスとしてきた業務の先行きを不安に感じ、何とかしていかなければと、昨年秋から経営労働委員会主催の経営戦略作成講座を受講しました。
さらに年末から年度末にかけて2名の営業社員が退職し、売上、営業方針の迷いや人材など不安の日々。
そんな状況の中で、4月から1年間を通して本勉強会が開催されるということで、「よし!今年1年本気で勉強して「経営指針・経営ビジョン」を作ろう」と心に決め、期初の社内決起大会で発表しました。
今回の講師である錫木氏の講義は今回で3回目。前回は個別ワークで「自社事業分析シート」を作成するところまでで、今回「外部環境分析シート」を作成してくるという宿題がでていました。
前回参加者の8割が宿題をして参加されており、錫木氏は大変優秀だと感心されておりました。開催の数日前に事務局から宿題の確認メールを送られたことが功を奏したのでしょうか?
今回の講座では、自社の現状分析という内容で、グループでの宿題発表、SWOT分析・成長マトリックスについて、錫木氏の単純明快でユーモアのある講義、SWOT分析の作成ワークとその内容についてのグループ討論という流れ。
この勉強会で感じるのは、講義もさることながら、グループ討論や意見交換、懇親会での異業種の方々との話が大変有意義に感じています。
弊社に限らず世の中の環境の変化によって悩みや問題を抱えられている事を知り、自分だけじゃないんだという気持ちと、もっともっと時間をかけて話が出来ればという思いになります。十分な答えは導き出せませんが、話をしていると参考になる意見やヒントをもらえ勇気が出ます。
これからの講座、懇親会にもすべて参加し、年度末までには明確な「経営指針・経営ビジョン」作成までたどり着きたいと思います。