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2019.05.29

「私と同友会~何を持ち帰り、どう実践したか~」広島安佐支部 安佐北・安佐南四月合同例会

パネラー ㈱アイ・エム・シー ユナイテッド 代表取締役  今津 正彦 氏
パネラー ㈱景観グリーライフ        代表取締役  田中 秀顕 氏
コーディネーター ㈱ジェイ・スマイル    代表取締役  松下  仁 氏

 去る4月11日、広島コンベンションホールにて、安佐北・安佐南地区会合同例会が開催されました。
 今回は新会員オリエンテーションも兼ねており、先輩会員の体験談をパネルディスカッション形式で進める企画でした。今回は、パネラーのご報告要旨を紹介致します。

■田中氏~青年部会での学び

 地元の経営者団体に26歳から所属していました。経営の勉強がしたいとずっと思っていた頃に、先輩である松下さんの紹介で入会しました。2014年のことです。赤裸々に自社のことを話す姿が衝撃でした。同時に青年部会にも入会し、同世代の仲間からたくさんの刺激と学びを頂きました。また、他県の青年部会の例会にも積極的に参加していきました。いろんなメンバーと触れ合う中で、「部会長をやってみたい」と考えるようになっていました。
 「41歳ビジョンシート」という、経営者としてなりたい姿を明確に描くことを青年部会では進めています。昨年度は部会長というお役を拝命した私は、経営理念とビジョンを作ることに力点を置いて取り組みました。例会は学ぶ場、会社はそれを実践する場であり、自社を良くしていくことが、同友会に参加する意義だと考えています。また、この一年で「組織づくり」をどう進めるのかを実際に学べたのではないかと思っています。

■今津氏~求人社員教育委員会での学び

 実は入会直後はほとんど参加していませんでした。10年前にM&Aである同業社を買収し、一気に社員数が倍になりました。しかし、2年で14名の社員が退職し、どうすれば良いのか、藁をも掴む思いで初めて参加したのが「経営指針成文化セミナー」でした。
 同友会に参加して気づいたのは、会社としての明確な指針がなかったこと、経営者としての思いもきちんと伝えられなかったことでした。経営者だけでなく、社員も学ぶ場が必要だと痛感し、中堅社員研修に社員を派遣してから、同友会と深く関わるようになりました。
 7年前から同友会の共同求人活動に参加し、毎年新卒採用を続けています。それ以前は中途採用のみでした。新卒採用を始めようと考えたきっかけは、委員会で「新卒を採用すると社風が変わる」という言葉を聞いたからです。最初は疑心暗鬼でした。でも今考えると本当に社風が変わりました。もっと言えば、新卒社員が定着してくれるために取り組んだ社内改革が、社風を変えたのだと思います。

■松下氏~まとめ

 私自身が入会して変わったのは、社員に対する考え方です。以前は「自分だけが儲かればいい」しか考えていませんでした。いろんな先輩会員さんが叱ってくれました、「松下君、本当にそれでいいの?」。様々な例会で、様々な経営者の話を聞きながら、少しずつ「違うんじゃないか」と考えるようになりました。同友会に参加するのは、自社を良くするためです。もっと言えば、働いてくれている社員に幸せになってもらうためではないでしょうか。