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2018.12.03

「地域に寄り添うリサイクルシステム~業界トップランナーから学ぶ~」~呉支部 地域内連携推進委員会&地球環境委員会

訪問先:平林金属㈱(岡山市)

  去る9月27日に開催され、呉支部の会員19名が参加しました。
 見学先である平林金属㈱さんは昭和31年の創業です。同社の強みは、徹底した再資源化システムで、世界に誇る高品質のリサイクル原料を創出していることです。
 さっそく、参加された方から感想が寄せられましたのでご紹介いたします。

 今回は、地域内連携・環境経営に取り組む企業見学会ということで、所在を岡山県に置く平林金属㈱様にお邪魔しました。平林金属㈱様は「モッタイナイ・アリガタイ」を合言葉に独自の再資源化システムで、高品質のリサイクル原料を創出する総合リサイクル企業です。大学と共同開発した選別機など産学連携も行っています。
 最初に向かったのは、岡山市並木町にある「えこ便 並木町局」です。「えこ便」は一般家庭で不要になったものを、分別回収し、再資源化するサービスです。これまで「BtoB」の事業をしてきましたが、初めて「BtoC」にチャレンジした新事業だそうです。そこでは、昔ながらの汚い男の業界というイメージを払拭する為、新卒採用や女性スタッフの雇用に力を入れています。清潔感に溢れ、お客様から「女性スタッフが気持ちよく対応してくれるので、とっても安心できます」という言葉を頂いたり、評判も上々で、今では会員当登録数は六万人を突破する勢いです。見学中にもお客様が途切れることなく来店され、元気に応対するスタッフの皆さんがとても印象的でした。
 その後、港工場に移動し昼食を済ませた後に、代表取締役社長の平林氏に話を聞き、質疑応答の時間となりました。平林社長は、これまでの様に「量」は見込めなくなる。「質」で勝負すると話されました。今まで分別できなかった領域にも踏み込み、徹底分解、徹底選別し、人の目と手で精度を上げることで、分別できるカテゴリーを増やしてきたそうです。どこに出しても恥ずかしくない資源を作ることが「高品質」につながり「ヒラキンブランド」になっていると感じました。また、「誰かがやらなければならない仕事なら自分がやろう」という精神で社員一丸となり、今の社会だけでなく、これからの未来を切り開いていく底力を少しの時間からでも感じ取ることができました。