活動レポート
2018.08.23

福山で全国事務局員研修会を開催

 7月18日から20日までの3日間、広島県福山市で中小企業家同友会全国協議会の全国事務局員研修会が開催されました。概要については、中小企業家しんぶんの8月5日号をご覧ください。
 豪雨災害が発生して間もない時期で、開催が危ぶまれましたが、幸いにも新幹線と広島空港からのアクセスが確保でき、全国から受講者とアドバイザー、報告者を合わせ33名が参加しました。
 この研修会は、①同友会運動の歴史と理念および全国の運動の現状を学ぶ、②同友会で学んできた会員や先輩事務局員の実践に学び事務局員としての使命感を高める、③事務局の役割について実践に学び、相互の連帯をはかる、を目的とし、入局して1~3年目の事務局員を対象として行われました。広島同友会から受講生として昨春入局の長谷部事務局員が参加しました。
 広島同友会から二名の事務局員が報告に立ちました。本田事務局員が「広島同友会福山支部の展開と同友会事務局として」というテーマで、井谷事務局員が「私と同友会」というテーマで報告しました。

 2日目の19日には、人を生かす経営の実践事例として、福山支部の会員企業の㈱オーザックさん、日鐵鋼業㈱さんを訪問。社員さんに社内を案内していただき、経営者から同友会で学んで自社に生かしてきたことの体験談をお伺いしました。
 さらに日鐵鋼業㈱ 能登さんからは、「同友会で学んでわが社はこう変わった ~同友会事務局のみなさんへの期待」というテーマでご講義いただきました。
 参加者の多くは、疑問や悩みを持ちながらも日々の目の前の仕事に追われています。日常を離れ、歴史や風土は異なるけれども同じ理念を掲げて活動している他の同友会の、同じ立場の事務局員と交流することで様々な刺激を受けたようです。
 以下、参加者の感想の抜粋です。
・事務局員の役割について考えさせられた。
・事務局員として楽しく仕事をするには。
・会員さんとどう向き合うか。
・自分の生き方と同友会運動を重ね合わせる。
・経営者に小石を投げられる事務局員になりたい。
 なかなか答えは出ませんが、これから考えて実践していくとっかかりがたくさんできたと思います。参加者のみなさんは連絡先を交換して、研修後もやりとりが続いているようです。