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2018.06.06

福山ステンレス鋳工㈱の 共育セミナー!実践編(福山支部B地区会4月例会)

■報告者:福山ステンレス鋳工㈱ 代表取締役 森川弘基 氏、造型班長 野田 晃 氏

 「会社が好きって言うか、社長が好きなんよな」
 B地区4月例会は~福山ステンレス鋳工㈱の共育セミナー!実践編!と題して、4月 20 日に Rim福山のスカイホールにて行われました。

 テーマは、共育です。現在、福山ステンレス鋳工さんが取り 組んでいる共育の仕組み作りについて、社長の森川氏と現場の造型班長の野田氏に発表していただきました。壇上には他に、アッタカホームの大住元氏、エアーコレクトの末広氏をMCに迎え、ラジオ番組のようにお二人に質問を投げかけていき、それに答えていただくというスタイルで進行していきました。

 共育を取り入れようとした頃の会社の状態は、社員の年齢層も高く、現場も職人気質の方が多いので、意思疎通もなかなかできない状態。社員さんも入ったり辞めたりが多かったそうです。
 そんな中、社長の森川氏が、同友会に入会し、学んだことをとにかく実践するということで、勉強会を始めていきます。当初は、鋳物のことや、現場の流れのことからはじめていきます。
 野田さんいわく最初はやらされている感覚があったそうですが、続けていくうちに、次はこれをやってみたいなという想いが出てきたそうです。次第に勉強内容は、会社の理念や、何のために仕事をするのかといったものも取り入れていきます。

 お2人の話を聞いていると、だんだん社内が変化していく様子がよくわかります。そして、社長の想いを社員さんが理解していくようになり、社員さんから、意見や想いが出てくるようになっていく、またそれによってお互いが、考え話し合えるようになっていく。こんな流れが 構築されていっています。今回、福山ステンレス鋳工さんは、例会、懇親会共に社員全員参加です。社外の勉強会に全員で参加できるのも、まさしく共に育つ学びが実践されているからではないでしょうか。

 グループ討論では、社員さんも積極的に発言していて、自社の現状や、こんな勉強や取り組みをしてみたいなどのディスカッションをしていきました。他社の社員さんとの意見交換や、社内会議のやり方や、コミュニケーションの取り方を参考にする部分もあり、とても 有意義な時間を過ごしました。
 冒頭の言葉ですが、懇親会での福山ステンレス鋳工の社員さんの会話の一部です。素敵です!   自分もこんな組織にできるように実践します。今回はありがとうござ いました。