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2017.10.07

広島中支部例会 中小企業家バージョン 親の終活VS子の終活 ~会社を守り発展させるために、相続・事業承継に備える~


 
「終活」ご存じですか?
 「終活」という言葉をご存じでしょうか?「終活」という言葉を聞いたことがある人は多くいらっしゃいますが、具体的なアクションを起こしている人は少ない、というのが私の実感です。
 「終活」がうまく進まない原因に、家族内のコミュニケーション不足があります。親子ではお金の話はなかなか難しいことではありますが、夫婦間で会話がないということでは、後々、問題が大きくなりがちです。ましてや、認知症を発症してしまうと、法的にできないことも出てくるためもっと大変なことになってしまします。
 子どもの立場からすると、親の介護、葬儀やお墓のことなど、親の年金や財産、希望を具体的に教えられていないと、なにもできないという状況になってしまいます。
 
心身共に元気なときに
 家族円満だから大丈夫、うちにはお金がないから、元気だから心配ない、親の金をあてにするな、子どもには迷惑かけない、これらはすべてバツです。
 心身共に元気で、きちんと会話ができて、専門家の意見を聞いて判断できる時でないと「終活」はできないのです。ましてや経営者の場合、事業リスクを考えるとすぐに取り組むべき避けて通れない問題なのです。
 
「終活」は円滑な事業承継
 「終活」は、いきいきと人生を全うするための処方箋です。亡くなるまでのことと自分が亡くなった後のことを具体的に考え、希望を伝えて準備をすることです。元気で前向きな内に「終活」を行うことがベストな時期です。
 具体的には「エンディングノート」を記入し「相続事業承継対策」、「遺言書」を整えて備えることです。事業リスクを回避するとすれば、経営者の役割であると言えます。「終活」は円滑な事業承継には、欠かせないことなのです。
 「老い」と「死」は必ず誰にもやってくることです。経営課題の一つとして、計画的に取り組みましょう。