「特殊な分野で自分たちの個性を発揮する」～呉伸工業が挑むオンリーワンの仕事づくり～福山支部

　３月の支部例会は、呉より呉伸工業㈱の代表取締役　岡本氏をお招きして『特殊な分野で自分たちの個性を発揮する！～呉伸工業が挑むオンリーワンの仕事づくり』でした。
　昨年のカープ優勝のお話からスタートし参加者の心を和ませた後、呉伸工業についてのお話に入っていきました。呉伸工業は工業機械のサイレンサーなど特殊な装置を造る製造業です。　岡本氏は、ある商社の財務の勤務を経験されてから自社に入られたそうです。技術的なことは解らないからそれが良かったと言っておられました。財務の経験を活かし会社を数値でデータ化し、数値の悪い理由を突き詰めていきました。そこで気付いたのです。大企業と同じ事をやっても勝負にならない。 誰でもできることは「納期とコスト」での勝負にしかならないと。そこで世界基準の公的資格を取得して技術の高度化をはかり他社がやらないもので勝負することに注力するようになりました。経営理念には『私たちは、一般、平均、標準、を排除します。私たちは、独自、固有、特殊を選択します。』とあります。私のやってる仕事からすると「ぶっとんだ」会社ですわ。
　付加価値とは商品価格から必要な原価を差し引いたもの。人件費と利益です。ここを増やして利益部分をどれだけストックするかが重要です。確かにそうですよね。
　討論テーマの『自社のお客様に選ばれている理由』では、自社の強みを再確認することができました。繰り返し勉強しないと日々の仕事に追われ忘れがちですよね。
　また、偶然にも、同じグループで、仕事の依頼をいただいている同級生のご主人様とお会いすることができました。同友会のおかげで良い出会いをいただきました。そして他地区の会員さんとお話ができたり有意義な時間を過ごすことができました。最近支部例会から遠のいていましたが、時間の許す限り出席しようと思いました。