「わしのやり方まちがっとんか～い!?～経営者として誰もが通る道～」広島東支部南➁地区会

今年度最後の例会はビニールカーテンで一番を目指す三鬼サービス㈱の荒木さんに報告していただきました。
若かりし頃は単身インドネシアへ渡り日本企業の工場で働いていた経歴の持ち主で、荒木さんを知る参加された会員さんはこの経歴にビックリされていました。
その後日本に戻りある大手企業を経て、父が経営する三鬼サービス㈱に入社します。当時は売上規模も小さく、とにかく会社を成長させようと目標売上３億円達成を目指す事を決めます。全国を駆けずり回り販売先を広げて行きます。
入社から６年後社長に就き同友会にも入会します。その３年後チーム長の役も受け、同時に会社の売上も３億円を達成し順風満帆でした。
そんな折、コロナ禍と営業先を社員に任せた事によって売上が減少し大きな転換期を迎えます。会社の成長と安定第一、まずは会社に利益がないとという売上第一主義で必死に作ってきた売上。

しかし「組織づくり」や「社員教育は」後回しにしていた結果、今になって大問題に。
取引先と飲みにケーションを大事にしてきた荒木さんでしたが、社員とのコミュニケーション不足で退職者続出。
経営者として誰もが通る道、「やっぱり…ワシのやり方間違っとんですかね!?」という問いかけで報告は終わります。

グループ討論では
①「ヒト・モノ・カネ」みなさんはバランスよく経営できていますか？
②「社員さんのＳＯＳに気づけていますか？または、きちんと対応できていますか？」
のテーマで意見交換。
出てきた意見は売上３億円達成は社員にとってはどうでもいい事、達成の先に何があるのかを見せて共有し、社員の活躍する場をともにつくる事が大事なのではないかなど厳しい意見もでました。
報告者の荒木さんも、参加された会員さんも持帰るものがたくさんあった例会ではなかったでしょうか。
ご参加頂きました皆様、ありがとうございました。