「不安は課題、まずは行動」呉支部青年部会

「経営者一年生～不安と葛藤～」と題し報告をしていただきました。
売上の90％以上を占める大手取引先が、呉から撤退するタイミングで事業承継し、様々な不安を抱えている田中氏ですが、家族のため、会社のためにと会社を立て直すことを決意し、同友会活動を通じて勉強し見つけた経営課題を赤裸々に語られました。

田中氏は今年、青年部がラストイヤーということもあり、自身の人となり、会社のことを皆さんによく知ってもらいたいという思いで話され、とても家族思いの、少し心配性な、心に経営に対する熱い想いを秘めた、まさしく田中周一氏という人柄が全面に出た報告でした。
報告で挙げられた経営課題は「経営者の能力」「社員の高齢化」「社員教育」「ＤＸ」「技術力の低下」と、どの経営者にも共通する内容であり、改めて自社の弱みや経営課題を見つめ直すきっかけとなりました。

グループ討論ではそれぞれが悩みや不安を語り合いましたが、不安＝課題であり、同友会での学びを通して課題に気づき解決すること、同友会の仲間同士での助け合いが大切ということを皆さんで共有できた討論となりました。
最後に、寺上副部会長が言われていた、「まずは行動することが重要であり、同友会内でも様々な行事に積極的に参加し、役を引き受けることで自身・自社の成長につながる」という言葉に、私自身も今以上に行動する必要があると感じました。