2024.11.20
広島からプロチームを!卓球で地域を活性化させる軌跡と課題を赤裸々に語る」広島中支部中⑨地区会
広島中支部
活動レポート
経営改善勉強会
- 開催日時:
- 2024/10/23(水)
- 会場:
- ひと・まちプラザ
- 人数:
- 45名
- 報告者:
- 講師:(株)HS ヒロタクスポーツ 代表取締役 飯村 敏文 氏、取締役営業本部長 吉川 英司 氏
- 文責者:
- (株)シーズ 平川 清高
ヒロタクスポーツ」を運営する(株)HSの飯村氏と吉川氏が、広島からプロ卓球リーグ「Tリーグ」参戦をめざす挑戦について体験報告しました。
卓球は、近年ますます注目を集めており、2024年のパリオリンピックで日本女子団体が銀メダル、個人女子が銅メダルを獲得したことが記憶に新しいです。この影響もあって、国内で卓球人気が再燃し、健康スポーツとしても関心が高まっています。しかし、プロリーグ「Tリーグ」への参戦には高いハードルが立ちはだかります。
飯村氏の発表によると、Tリーグに参戦するための費用は驚くべきもので、入会金は2,000万円、年会費が1,500万円、さらに年間の運営費は1億円から1.5億円にも及びます。このような巨額の資金が必要であるため、健全な経営と資金調達が大きな課題となっているそうです。
ヒロタクスポーツは、かつて広島のマリーナホップに130坪の店舗を構えていましたが、2020年のコロナ禍での緊急事態宣言によって、店舗と卓球教室の営業が一時停止し、売上が27%も減少しました。経営危機に直面したものの、給付金や借入で何とか難局を乗り切ったといいます。
現在では、広島市内に2つの店舗を展開し、卓球教室とスポーツ用品販売を続けています。教室には、3歳から90歳までの幅広い年齢層の生徒が通い、クラブチームにはジュニア65名中20名以上が所属し、7名のコーチとともに日々練習に励んでいます。
地域を卓球で盛り上げ、プロチーム参戦を実現するため、ヒロタクスポーツの挑戦は続きます。