「荒木裕介が乗り越える100000000の壁~5人の子供たちへの想い~」広島中支部中⑨地区会
- 開催日時:
- 2024/11/20(水)
- 会場:
- aruhi_morinonaka
- 人数:
- 45名
- 報告者:
- WONDER 荒木 裕介 氏
昭和59年10月生まれの荒木さんは、広島山陽高校機械科を2004年に卒業し、地元の看板屋に就職。17年もの間、熟練の技術と経験を積み上げた後は、一大決心をし「WONDER」を設立。現在、創業4年目を迎え、地域に根差した企業として躍進を続けています。
「WONDER」の事業内容は、看板やサインといった屋外広告の製作を主軸に、イルミネーション設営やテント取り付けまで多岐にわたります。独立当初、コロナ禍の逆風と4人の子供を抱える生活の中で、リスクを伴う決断は、家族にも事後報告で行ったといいます。それでも「想像をカタチに変えていく」という理念を掲げ、「驚き」「感動」「自由」を体現する会社を目指し、第一歩を踏み出しました。
初年度は売上750万円と苦しいスタート。日中2万円、夜間2.5万円の日当で奮闘するも、収入が20万円を下回る月もありました。しかし、彼は経験と情熱で業務を拡大し、2年目に900万円、3年目には下請け7割・請負3割の割合で1,500万円の売上を達成。さらに4年目の現在、請負が7割を占める形に転換し、目標2,000万円を超える2,200万円を記録しました。
「WONDER」の成長の鍵は、常に「寄り添える会社」を目指す姿勢にあります。顧客の要望に応えるだけでなく、驚きや感動を提供する「WONDER」というブランド名に込めた思いを、看板やサインを通じて形にしています。
未来への挑戦も明確で、目指すは売上1億円の達成。そして、看板ショールームの開設。こうした夢を実現する為、10年目の目標として、次のテーマでグループ討論を行いました。
- 高い目標をどのように達成するか?
- 人を雇用することでの成功談や失敗談
この討論を通じて、「一人ひとりの力を引き出し、共に成長することで目標達成に近づける」と感じました。これまでの21年間の看板業界での経験と挑戦を活かし、夢への道筋を具体化していくその姿は、地域に感動と自由を届ける「ものづくり」企業としての未来を確かなものにしています。
「WONDER」の軌跡は、逆境を力に変え、挑戦を恐れず前進し続ける人々に希望を与える物語となる事でしょう。