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2024.12.26

経営フォーラム2024 第9分科会(見学分科会)『エディオンピースウイング広島』見学&ミニ対談!~日本初のまちなかスタジアムを見学できる!~

開催日時:
2024/10/11(金)
会場:
エディオンピースウイング広島
人数:
97名
報告者:
講師:(株)サンフレッチェ広島 CRM 森﨑 和幸 氏、報告者:(有)関谷モータース 代表取締役 下高 賢士 氏(広島東支部)
文責者:
(有)ビットラージ 下條

エディオンピースウイング広島の名には「恒久平和と、夢や希望を持って明るい未来へ羽ばたく」との願いが込められています。
 日本初の都心交流型スタジアムパークとして、試合日以外もスタジアムと様々な施設や多目的機能を融合させ、365日のにぎわいを作ることをめざしています。
このスタジアムのVIPラウンジで、サンフレッチェOBの森崎和幸CRM(クラブリレーションズマネージャー)とサッカー通でご自身もサッカー経験の豊富な広島東支部の(有)関谷モータースの下高氏による対談が開催されました。

■経営にもつながる「秩序と自由のバランス」

森崎和幸氏は、サンフレッチェOBで元年代別日本代表、正にサンフレッチェを代表する選手で、引退後はサンフレッチェの営業マンとしてCRMに就任。スポンサーとの契約や交渉、更には講演や啓蒙活動など、幅広くご活躍されています。
かたや、広島東支部の下高賢士氏は(有)関谷モータースの代表となるまで、学生・社会人とサッカーづけの人生を歩まれ、現日本代表監督の森保一さんとも一緒にプレーしていた同友会きってのサッカー通です。
このお二人による対談は、広島のサッカー文化、そしてサンフレッチェ広島の歴史や地域への貢献、育成型クラブを目指すという理念など、サンフレッチェにまつわる話から「強いスポーツチームづくりから学ぶ人の生かし方」まで、ご自身のサッカー経験を元に、かみくだいて分かりやすく説明していただきました。

サッカーのポジションである、GK、DF、MF、FW。会社に置き換えるとFWは営業職、MFは技術職、DFは経理、GKが総務職、そして監督は社長。と経営に置き換えた適材適所の考え方、選手には自主性を持たせ、自由な発想でのプレイスタイルを提唱し、プレイ全体の方針をビジョンとして監督が選手に伝えていき秩序を保つという秩序と自由のバランス。更には森保現日本代表監督の選手への細やかなフォローなど、中々ほかでは聞けない貴重な対談内容に、参加者からはもっと聞きたいとの声も。会社経営への大きな学びになったのではないかと思います。

■国内初まちなかスタジアム見学

対談後は、スタジアム見学として普段は入る事ができないピッチや選手が座るベンチシートなどを見学。森崎CRMとの記念撮影やツーショット写真もOKという粋なはからいもあり、終始なごやかな雰囲気での見学会でした。

そして、スタジアム見学後はグループ討論です。討論テーマは、「①あなたの会社は人を生かしていますか?」「②あなたの会社とサンフレッチェ広島がコラボするなら?」という2テーマで行い、「人を生かす経営」に触れる熱い討論が繰り広げられました。
討論発表では、森保監督の提唱した秩序と自由のバランスを元にした適材適所を意識した人材配置や、社員との意思疎通・コミュニケーションに重点を置いた経営など、対談内容からの学びがふんだんに盛り込まれていました。
 また、サンフレッチェとのコラボでは、同友会とサンフレッチェが一緒になって地域活性化に取り組むというアイデアも出て、サンフレッチェさんからも絶賛されています。 

■地域に根差す中小企業として

地域の課題は、自社の課題。その課題を同友会とサンフレッチェが一体となって解決する未来。そこまで難しい事ではなく、むしろやってみる価値はあるのではないでしょうか。
サンフレッチェでは、クラブ設立より地域に根差した活動を続けています。同友会の理念でもある「国民や地域と共に歩む中小企業」をこういったクラブチームと連携して進める事で、広島型の同友会活動となり、ひいては全国のプロスポーツチームと連携が取れるという可能性に繋がるのではないかと思います。

今回の見学分科会が、そういった地域内連携にも寄与できる一石になれば。期待しています。