廿日市地区会 2月例会 全県女性部会交流会
石田氏は、若かりし頃、自分の人生は平凡で、多くの人と同じような生き方をするであろうと考えていたそうです。建築関係の事務職に就職をしたのですが、そこでの上司との出会いが彼女に転機をもたらします。
「人生の中で仕事の時間をいかにやりがいのある時間にするか。」上司の考え方に感銘を受け、自分が本来やりたかったエステの業界へと転職されました。
サロンを経営するF社へ転職したのですが、ご両親からは強く反対をされたそうです。
どうしてもこの仕事がしたい、との思いで説得を続け、特にお母さまとは守るべき約束を交わし、エステの仕事を続けていきました。そして13年務めたF社を退職し、1998年5月ご自身のお店を創業するに至りました。石田氏33歳のときでした。
2002年には、ビーエルシー(有)を設立し、同年同友会に入会されました。しかしながらお金の工面には常に苦労され、2006年に店舗数3店舗、社員数27名まで事業を拡大するも、そこから縮小を余儀なくされました。
そのような状況の中、2012年石田氏は、広島エリア女性部会長を受けられ、そのことが氏に再び転機をもたらしました。岡山で行われた女性経営者全国交流会では、(株)キャピタルコーポレーションの村井由香氏が報告者となる分科会の座長を務められ、「経営者の覚悟」について改めて考えを深めることが出来たそうです。
また女性部会主催で経営指針塾を開催し、自社の経営指針を作成し、「科学的経営」へと踏み出しました。そして現在、脱毛をメインとしたサロンを3店舗展開し、自己資本比率も最悪-858%だったものを+67%まで改善する事に成功しています。
石田氏の今後は、65歳で今の事業を次の人に承継して手を引く、95歳までやりたい事に挑戦しながら元気に生きる事だそうです。
最後に語られた事は、氏のモットー「想像は創造なり」です。氏がどん底から這い上がった原動力は、「なりたい自分」を想像することでした。
今回の廿日市地区会2月例会は、全県女性部会交流会に参加しようということで、8名の参加(内5名が懇親会まで参加)をいただきました。思いのほか男性の参加も多く、県内の
会員の皆さんとの交流は、報告のすばらしさと相まって充実した例会となりました。