■報告者：（株）ワンズ　代表取締役　木村 和美　氏

■開催日　11月８日（水）
■会　場　同友会事務局
■出席者　15名（うちオブザーバー１名）

例会のタイトルは、例会で報告をしていただいた㈱ワンズ　代表取締役　木村和美氏の社名の由来です。「女性だけの便利屋」として、様々なニッチなニーズに応える同社の経営について報告していただきました。

木村氏は、当初従業員として勤務されていたところ、妊娠を機に、会社の方から「いつまで来るの」と言われたことをきっかけとして、退職され、以降、ひたすら生活費を稼ぐために働かれたそうです。

飽きっぽい性格で、２年ごとに職を転々とされていたところ、中学からの友人である吉松里香氏が経営する「百合花」でアルバイトなどをする中で、同氏が経営する姿を見て、自分も同じように起業をしようと決意され、２０１３年９月１日に㈱ワンズを設立したとのこと。

起業を決意した当時から、呉市は高齢化率が人口15万人以上の都市で全国１位という事実を知り、福祉業界で勤務していたところ、介護保険制度の点数制との兼ね合いで細やかなサポートが出来ない現実に直面し、便利屋を起業することを決断され、今に至ります。

前回報告を担当した３月例会において、廣本氏のお話を聞き、多数の企業がまるで１つの生態系を形づくっているような製造業について知り、今回の例会では、自由に動き回る事業をされる木村氏のお話を聞き、様々な業態の強みと課題を改めて考えさせられる例会でした。

記：クレール法律事務所　平岡 達也