■報告者：リーンデザインオフィス（株）　武田 加寿子　氏

■開催日：11月16日（木）
■会場：ローズコム
■参加者数：19名

70分間のグループ討論がメインの例会でした。討論前に武田氏によるプチ体験報告がありました。以前の武田氏は、運営委員会や例会などに参加しても「いい話を聞いた」で終わっていて、勉強したように見えるだけで実業に落とし込めていなかったそうです。役員の任期が終わったら同友会を辞めようと考えていたのに、P地区内での不協和音がきっかけとなり、ここ１年本気で参加するように。仲間からもらったアドバイスを素直に受け入れ、早起きして出社時刻を早めるなど、少しずつ行動を変えたと朗らかに語りました。

このプチ体験発表が呼び水となり、参加者がこの例会の趣旨を理解し、討論は５グループとも大変盛り上がりました。私のグループでは、全員が「同友会に入ってなかったら会社は潰れていたと思う」「同友会での気づきが今の仕事に活きている」と話してくれました。会暦15年以上の２名のエピソードは共通しており、「P地区で体験報告をしたら先輩会員からめちゃくちゃ怒られた」「そのおかげで行動が変わった」とのことでした。厳しい指摘が当たり前という文化は素晴らしいと感じました。

今回誰もが20分前後話せるように1グループの最大人数を4名に設定しました。皆で討論虎の巻を作り、グループ長を7名決めました。7グループ満席になるようP地区会員に手分けして声かけをしました。私たち運営委員会がこの例会で見たかった景色は、P地区会員同士が本音を語り合う姿です。経営の話をする姿です。私たちは「P地区をピーチクパーチク語り合う地区にしたい」といつも話しています。

例会の最後、森上氏がまとめの挨拶で、「本来は小組会でやるような内容を、P地区例会でやりました。どうか今日をきっかけに、お互いに会社を良くしていきましょう」と明るく述べました。

記：ペアコム（株）　梨木 彩加