「ゲームで体感するSDGs~自分と世界のつながり」三原支部
■講師:サステナブルみはら あんでぃ氏・安藤志保 氏
■開催日:10月25日(水)
■会 場:イマトスペース
「10月例会は「ゲームで体感するSDGs~自分と世界のつながり~」というテーマで「サステナブルみはら」のあんでぃ氏と安藤志保氏をお招きして普段とは違う例会を行いました。SDGsという言葉はみなさんも耳にしたことはあると思います。SDGs とは、持続可能な開発目標と言い、2015 年9 月の国連サミットで採択されたものです。国連加盟193 か国が2016 年から2030 年の15年間で達成するために掲げた目標で、17 の目的とそれに紐づく169 のターゲットで構成されています。
私も目標である「1. 貧困をなくそう」「2. 飢餓を0に」~「17. パートナーシップで目標を達成しよう」を聞いた当初、壮大すぎて自分に関係あることは「8. 働きがいも経済成長も」ぐらいかなという感じで今回のSDGs ゲームに参加しました。
ゲームは2人一組で今回は12 チームで行い、ルールはいたってシンプルでした。与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、最終的にゴールを達成するというものです。そのゴールというものは、例えば、「大いなる富」というお金が一番大事という価値観を持った人や、「悠々自適」という時間がゆったりたっぷりあるのが幸せだという人、貧困をこの世からなくしたいという人や環境を守りたいという人などの複数の目標があります。つまり、現実の世界と同じように、ゲームの場の世界にもさまざまに異なる価値観をもった人達がいる、ということです。
プロジェクトを実行する時にもう1 つの大きなポイントは、参加者全員がホワイトボードに張り付けられたマグネットを共有しています。これは参加者全員で創り出す世界の状況を表していて、青は経済、緑は環境、黄は社会を意味しています。どのプロジェクトを行うかで世界の状況が刻々と変わっていき、参加者全員が行うプロジェクトの結果、2030 年の世界があらわれていく、という風にゲームが進んでいきます。つまり、自分の持っている価値観も高めつつ世界の情勢もより良いものにしていこうという感じです。
今回の結果は、中間発表時点ではさすが経営者の集まりなのか経済は断トツで発展していましたが社会はそこそこ、環境は劣悪な状態に世界はなっていましたが、最終的には経済・環境とも非常にいい状態で社会もよい状態で終わることができ、個人の価値観もほぼ皆さん達成していました。
SDGs ゲームをやってみた感想は、自分たちの行動が直接世界情勢とつながっていると実感できたこと、自分の目標を伝える、相手の目標を聞く、状況をちゃんと理解し合うことで協業が可能になることが分かり自社のおいても考えさせられる体験ができました。
記:(株)イズタコンサルタント 泉田 義博