呉支部創立35周年行事 「『新時代』を楽しみながら生き抜いていこう!」
7月22日(土)、呉支部創立35周年記念行事が、記念講演と周年記念式典・懇親交流会の二部構成で開催されました。
■情報の民主化
新日本造機ホールでの記念講演は、「新時代の経営力」と題して、実業家 堀江貴文氏を講師にお迎えして開催しました。講演会は一般にも公開し、他支部会員含めて612名の参加があり、会場はほぼ満席の状態でした。
ご講演は、呉にゆかりのある海上自衛隊のお話しからはじまり、日本や中国の歴史やそれぞれの国の体制と続きます。「情報の民主化が始まったのが最大のポイント」、インターネットの普及でみんなが特別な情報を自由に平等にいつでも手に入れられる。そんな時代が今なのだと。そして、内容はリーダー論に展開されていきました。リーダーの決断力の速さが大事であるという事、その反面日本の利権やしがらみが改革の遅れや発展の妨げになっているのではないかというお話が印象的でした
最後は、情報が民主化されているからこそ、「日本や地域独自の技術・環境をアドバンテージにして、新しい事や求められている事に対して経営者として仕事を作ってみてはどうですか?」という問題提起が印象的でした。
呉という地域だから出来る、広島だから出来る、先人達が残してくれた歴史財産を生かし、新しいことを考えて取り組まないといけないと強く感じたお話でした。
■地道な活動が花開く時
呉阪急ホテルに会場を移して、記念式典・懇親交流会は、ご来賓、オブザーバー含めて総勢166名で開催されました。
開会挨拶で住岡支部長は、「呉支部は、現在会員数が441名・人口20万人都市での組織率が全国1位。この高い組織率は、率直に語り合う経営体験報告や共同求人活動、社員教育活動、経営指針の成文化と実践を追究してきた、地道な活動が結実したものです」と呉支部の歴史の積み重ねを表現しました。
その後、ご来賓を代表して、新原呉市長からのご挨拶では、「AIを使って時代を変えていく、それには中小企業の力がとても大切である。呉市が明るい街になるように」との励ましのメッセージがありました。
そして、歴代支部長による鏡開き、瀬島副代表理事による乾杯音頭で懇親会はスタート。会歴30年以上会員の皆さんへの感謝状の贈呈、支部の35年間を写真で振り返るスライドショー、来たる9月14~15日に広島で開催される青年経営者全国交流会PRと続きます。
■「新時代」を生き抜く
中田実行委員長(㈱武中産業・代表取締役)を中心に、実行委員会で決定した今回の行事のテーマは「新時代」でした。2020年から約3年続いた「コロナ禍」で、様々な価値観や文化は大きく変化しました。それは元に戻るのではなく、それらをさらに活かして新しいビジネスを生み出したり、日々の生活を便利にしたり、多様な価値観があることを認めながら生きていくという、コロナ以前とは違う世界になっていくという問題意識からです。
新時代の新たなビジネスへ向けてチャレンジしたいと決意を新たにする記念行事となりました。
(記:事務局 木下)