「立場は違えど「人を育てる」という共通のテーマで」 ～ 高校の先生方の企業見学、懇談会 ～求人社員教育委員会

「高校の先生方と経営者との懇談会」が、東広島支部（6月9日開催、先生方11名・会員24名）と呉支部（6月16日開催、先生方28名・会員28名）で開催されました。以下、各支部での様子をご紹介します。

■先生方と経営者の熱き討論（東広島支部）

東広島支部では、2015年10月に初めて開催。その翌年から企業見学も加わり、現在に至っています。

企業見学は、マイクロバスに先生２名、東広島市役所の方２名が乗り、４社を見学しました。受け入れ先の企業からは、熱心にわかりやすく自社の説明があり、先生方もたくさんメモを取っておられました。

懇談会では、華ごころ（㈱エムエイチ） 代表取締役 宮岡 睦尚 氏に「新社会人になる生徒さんを学校と企業が一丸となって地域に輝く次世代の若者を育む」というテーマで体験談を報告していただきました。

報告を受けて「若者をどう育てるか」というテーマで先生方と経営者がグループ討論を行いました。若い人が育つには、「あいさつと素直さ」が大事、会社では、「経営理念の共有、失敗を受け入れる環境」が大事など、様々な意見が出ました。

■経営者も共に学び育つ（呉支部）

呉支部では、1990年からスタート、1995年から「高校の先生方の企業見学」が加わり、毎年継続（コロナ禍の時期は除く）して現在に至っています。

今回は、「社会に出て経験したこと～ 厳しさと働きがい」というテーマで、入社四年目の㈱ワゴ―エンジニアリング　中本杏子さん、㈲橋本電設　井澤賢哉さん（当日は体調不良のため橋本社長が報告メモを代読）が報告。社会に出て、会社で仕事を覚えつつ、様々な失敗を経験しながら、成長していく二人のお話は、参加者に感動と共感を呼びました。

報告を受けてのグループ討論では「学ぶ・生きる・働く～若者の人生を共に支援しよう！」というテーマで、立場は違えど、「人を育てる」という切り口から、意見交換を行いました。

最後に、先生方の感想をご紹介します。「生徒が卒業後どれくらい成長できるのか、その様子を見せてもらえた有難い機会でした」「壁にぶち当たっても、試行錯誤して乗り越えようする様子。生徒に伝えたい良い材料を提供してくれました」「企業の方も若い人材の教育に苦労されていることが分かりました」。

（記：事務局　大塚・木下）